ヒドゥン・シークレット

2019年のアメリカ映画です🇺🇸

監督はマイケル・フェイファー。




夏休みに実家に帰ってきた大学生のベイリー(パリス・スミス)。

だが、母親のティナ(ヴァネッサ・マーシル)はいつのまにか怪しげな健康生活コンサルタントの男ヒューゴ(エディ・マクリントック)に夢中だった。

どうしてもヒューゴを受け入れられないベイリーは友人たちと彼について調べるが……。










幼少期に父親が殺された過去を持つ女子大生が
母の再婚相手に不審なものを感じ
幼馴染の友人の助けを借りて真相を究明する様を描いたサスペンス映画です。

ヒューゴはどう見ても怪しげなのですが
最初はその目的がはっきりしなくて

色ボケっぽいママに終始イライラさせられましたが

後半ストーリーが急速に展開し

ネクスコインとかいうハイテクな仮想通貨のお話になり

グッと面白さが増してきました。

適度なハラハラドキドキもあり

主人公の女の子も可愛くて

まずまずの良作だったと思います。



親友の女の子が(同い年という設定だと思いますが)おばちゃんっぽかったです💦
医学部に通うとても良い子でしたが。



真相究明に元カレも協力してくれるのですが
妙に恋愛ものっぽくなかったのも良かったです。



お薦めの作品です。
お時間があればどうぞ。

パリは霧にぬれて

1971年のフランス映画です🇫🇷

アーサー・カバノーの小説『The Children Are Gone』が原作です。

監督はルネ・クレマン




フィリップ(フランク・ランジェラ)とジル(フェイ・ダナウェイ)の夫婦は2年前にアメリカからパリに移り、8歳の娘キャシー(ミッチェル・ラウリー)と4歳の息子パトリック(パトリック・ヴィンセント)と共にセーヌ川のほとりで暮らしている。
フィリップは優秀な電子工学技術者として将来を約束されていたのに、突然会社を辞めて逃げるように渡仏し、そんな夫との間にジルは見えない壁を感じていた。
またジルは最近記憶を失いがちで、ますます情緒が不安定に。
そんなある日、夫妻の子供が突然誘拐されてしまう……。










パリで暮らすアメリカ人夫婦が
夫婦の危機を乗り越えながら
産業スパイ組織に誘拐された子供を探し出すというサスペンス映画です。

古い作品というのもあると思いますが
邦題のように霧でかすんだような映像が印象的でした。

70年代のヨーロッパ映画って大好きなんですよね。
女性が美してお洒落だし
音楽も良くて

本作もステキな雰囲気の作品でした。

ただ、サスペンス映画としてはイマイチだったかな?

産業スパイの経緯や詳細がさっぱりわからなかったし

黒幕が誰だったのかわからなかったし

何より誘拐された子供たちが起こしたとんでもない事態(ネタバレになるので詳細は割愛します)に対して特に何もないし・・・

ま、フランス映画なんでその辺りはふわっとさせといていいんでしょうね。

サスペンス映画と考えないで
家族愛を描いたヒューマンドラマと認識すれば良いと思います。

フェイ・ダナウェイ演じるジルがパリの風景に溶け込んで美しかったです。


子役の男の子も可愛かったですね。

お時間があればどうぞ。

女死刑囚の脱獄

1960年の日本映画です🇯🇵

監督は中川信夫

 



島製菓の次男・明夫(和田桂之助)と娘・京子(高倉みゆき)の縁談をすすめていた資産家の今井有通(林寛)は、娘に赤尾荘一(寺島達夫)という恋人がいると聞かされて激怒した夜急逝した。
死体からは青酸カリが検出されたが、京子の義理の母・美鳥(宮田文子)や義妹の美奈子(三田泰子)の『京子に殺害の動機がある』という証言に加え、京子の化粧品の中から青酸カリが出て来たことから京子の犯行は決定的なものとなった。
無罪を主張する京子は尊属殺人罪として死刑の判決を受け盛岡の女囚刑務所に送られた……。









父親殺しの濡れ衣を着せられ死刑囚になったヒロインが
無実を叫びながらも受け容れられない現実から逃れようと脱獄を計画するサスペンス映画です。

70分という短い作品ですが
テンポ良く
ストーリーもわかりやすかったので
サクサク観ることができました。

脱獄のシーン
列車で逃亡するシーン
真犯人逮捕までのシーン

いずれもハラハラドキドキがコンパクトに詰め込まれていて
かなり面白かったです。




女受刑者がみんな下品でしたが
何故か美人揃い💦



この当時、こうやって冤罪が生まれていくんだなぁっていうのがよくわかりました。

脱獄しなかったらきっと無実の罪が晴れることはなかったのでは?

って思うと怖いお話でした。

お時間があればどうぞ。

事故物件 恐い間取り

2020年の日本映画です🇯🇵

テレビ番組の企画で事故物件と呼ばれる曰く付きの部屋に暮らすようになったお笑い芸人の松原タニシさをが、実際に体験した恐怖現象をまとめたベストセラーノンフィクション『事故物件怪談 恐い間取り』が原作です。

監督は中田秀夫




売れない芸人の山野ヤマメ(亀梨和也)は、プロデューサー(木下ほうか)から“事故物件”に住んで心霊現象を撮影出来たら番組に出演させてあげると提案される。

売れたい一心で、言われるままに不動産屋に紹介された事故物件に住み、思いがけず白い“何か”を撮影してしまうヤマメ。

番組も盛り上がり、以来ネタを求めて事故物件を転々とするようになる。

やがて“事故物件住みます芸人”として人気者になっていくヤマメだったが……。










こちらが実際の松原タニシさんです。



最近テレビでよくお見かけします。


実話ベースのお話だそうですが

特に後半はSFタッチで

ツッコミどころは満載でしたが

面白かったです。


前半はまあまあ怖かったですが

だんだん嘘くさく見えてきました。

(すみません💦)


亀梨和也さんがステキだったので良しとしましょう。




私…ジャニーズって全く興味がないのですが
唯一亀梨さんだけは好きなので
主演作が観られて良かったな☺️
って感じで

結局何が言いたかったのか?
事故物件には住んじゃダメって言いたかったのか
事故物件は面白いよって言いたかったのか・・・

よくわかりませんでした。

不動産屋さん役の江口のりこさんがイイ味出していて良かったです。


ラストは衝撃的でしたが。

お時間があればどうぞ。


ジーサンズ はじめての強盗

2017年のアメリカ映画です🇺🇸

監督はザック・ブラフ




ウィリー(モーガン・フリーマン)、ジョー(マイケル・ケイン)、アルバートアラン・アーキン)は、平穏な余生を過ごしていた。

ところが長年勤めた会社の合併により年金をカットされてしまい、平均年齢80歳以上の彼らの生活はお先真っ暗の状態に。

追い詰められた彼らは、思いがけない行動に出る……。









1979年に公開された映画『お達者コメディ/シルバー・ギャング』をリメイクした作品です。


ひたむきに働き権利を得た年金を打ち切られた高齢の男性3人が銀行強盗におよぶ姿を描いたコメディ映画です。


モーガン・フリーマンマイケル・ケインアラン・アーキンといったオスカー俳優が登場します。


錚々たる顔ぶれで

それだけでも期待を裏切らない作品でした。




邦題…酷いですね💦

全然じーさんじゃなかったですよ、3人とも。


原題は『Going in Style』(カッコ良く行こう)のままで良かったんじゃないかな?


3人が容疑者として拘束された際

現場にいた東洋系の少女が面通しに立ち会うのですが

この子の機転が素晴らしかったですね。



最後のシーンはドキッとしましたが

まあハッピーエンドで良かったと思います。


かなり面白かったです。

お薦めです♪



羊とオオカミの恋と殺人

2019年の日本映画です🇯🇵

漫画アプリ『マンガボックス』で連載された裸村のコミック『穴殺人』を実写映画化した作品です。

監督は朝倉加葉子。




大学受験に失敗し絶望した黒須越郎(杉野遥亮)は、壁につけたフックで首をつって自殺をしようとするが未遂に終わり、その弾みで壁に穴が開いてしまう。
穴をのぞくと美しい隣人・宮市莉央(福原遥)の生活が丸見えで、それ以来のぞき見が生きがいになった黒須は彼女のとりこになる。
ある日黒須は、宮市が部屋で人を殺しているところを見ていたことを彼女に知られ、とっさに愛を告白する……。









連続殺人鬼の女性と隣に住む青年の恋模様を描いたサイココメディ映画です。


う〜ん…

現実感がないのはフィクションだからいいんだけど

全く感情移入できない作品でした。


要は

可愛ければ何でも許される

たとえサイコパスでも犯罪者でも


ということなんでしょうね。


若い人向きの映画ですが

若い人には相手の内面ときちんと向き合える恋愛をしていただきたい


と本作を観て思いました。




シリアルキラーものってテンポの良さが売りの作品が多いのですが


本作はちょっとグダグダ感が目立ちました。


なので

このお話はホラーサスペンスとかではなく

完全にコメディ映画でした。

コメディにしてもグダグダでしたが💦


時間潰しには良い作品だと思います。

お時間があればどうぞ。



ポラロイド

2017年のアメリカ映画です🇺🇸

監督はノルウェー出身のラース・クレヴバーグ。

彼が2015年に手がけた短編映画『Polaroid』をセルフリメイク、長編化した作品です。




高校生のバード(キャスリン・プレスコット)は、アルバイト先のアンティークショップで古めかしいポラロイドカメラを見つける。

SNS世代の彼女たちにとってレトロなカメラは新鮮で、さまざまな写真を撮るが、被写体の友人たちが次々と死んでしまう。

バードは、友人が死んだ理由がポラロイドカメラにあるのではないかと考える……。










死を招くポラロイドカメラにまつわる恐怖を描いたホラー映画です。


写真を撮られた同級生が順番に殺され

全員が死ぬまでは終わらない

死ぬ順番の法則が途中で変わる…


まるで『ファイナル・デスティネーション』みたいなお話でしたが


映像が全体的に暗く

殺人シーンのグロさはなくて

そういう意味では観やすかったけれど怖くなかったです。


題材としては韓国ホラーっぽかったです。



事件の真相が二転三転して

結局誰の言っていることが本当だったのかわからないままエンディングを迎えます。


この呪いの連鎖を止める方法…

私は最初から気づいていたので

途中イライラしてしまいましたが


まあ一件落着して


でもまだ恐怖は続くんだよ…って感じもなく


したがっておそらく続編はないかと思います。




90分弱の短い作品です。

お時間があればどうぞ。