オーディション
1999年の日本映画です🇯🇵
原作は村上龍先生が月刊誌『ペントハウス・ジャパン』に上梓された作品です。
監督は三池崇史。
ビデオ制作会社を経営している青山(石橋凌)は7年前に妻を亡くし、一人息子の重彦(沢木哲)と寂しい日々を過ごしていた。
そんなある日、青山の身の上を案じた友人の吉川(國村隼)は青山にとんでもない提案をする。
それは映画制作と称したオーディションを開催し、その中から再婚相手を探せというものだった。
そして4000通もの応募の中から選んだ女性、麻美(椎名英姫)に加速度的に魅了されていく青山。
しかし彼女の愛は余りにも真っ直ぐで完全なものだった……。
妻を亡くしたシングルファザーの男性が
映画のオーディションに託けて
再婚相手を探そうとしたところ
とんでもない事態に巻き込まれてしまうというサイコホラー映画です。
『閲覧禁止』とか『途中退席続出』などと
公開当時話題になった作品です。
残虐シーンが多く
『トラウマ必至』と酷評されていたそうですが
海外では評価が高く
あのクエンティン・タランティーノも絶賛したそうです。
う〜ん
そんなに衝撃的な感じはなかったなぁ。
古い作品だからでしょうか?
当時観たらきっとトラウマになったかもしれませんが。
拷問シーンを観てもそんなに怖くなくて
『青山さん、PTSDになるだろうな。今後どんな風にケアしてあげたらいいんだろう?』
などと考えながら観てしまいました。
もうこれは職業病ですね💦
現在では超ベテランと言われている俳優さんがたくさん出演されています。
(皆さん、お若い!)
ネタバレになるので詳細はお話できませんが
麻美が監禁していた頭陀袋の中の男性…
今は亡き大杉漣さんが演じています。
(全然わからなかったです💦)
お薦めはしません。
お一人では観ない方がいいかも。
一度死んでみた
2020年の日本映画です🇯🇵
監督は浜崎慎治。
製薬会社の社長を務める父の計(堤真一)と一緒に暮らす大学生の七瀬(広瀬すず)は、研究に打ち込むあまり母の死に際にも現れなかった仕事人間で口うるさい父が嫌でたまらず、顔を見るたびに死んでくれと毒づいていた。
ある日計は、一度死んで2日後に生き返る薬を飲んだためにお化けになってしまう。
何も知らずに動揺する七瀬は、遺言により社長を継ぐことになり、計の会社に勤める松岡(吉沢亮)から真相と聞かされる……。
ある特殊な薬を飲んだ父と
彼のことが大嫌いな娘が起こす騒動を描いたコメディ映画です。
大好きな堤真一さんが主演しているということで
以前から観たいと思っていたのですが
娘役の女優さんが苦手で
なかなか観る気になれず💦
ようやく本日観ることができました。
(なかなかウザかったです、七瀬役の女優さん。やっぱり苦手)
至る所に小ネタが仕込まれていて
CMを観ているような感じでしたが
それもそのはず。
監督さんはauのCM(三太郎シリーズ)を制作された方なんですね。
結構テンポも良くて面白かったです。
堤真一さんはさすがの演技でした。
コメディからシリアスまで
何でもこなせる俳優さんですね。
ストーリー自体はあり得ないお話で
若干B級感が否めませんでしたが
ちょいちょい有名どころが出演していて
それだけでも楽しめました。
お時間があればどうぞ。
シークレット・フェイス 笑顔の罠
2020年のアメリカ映画です🇺🇸
脚本・監督はダミアン・ロメイ。
妊娠中のトレイシー(ハナー・バンベルク)は暴力夫から逃げようとしていた。
妊娠した女性が養子縁組の紹介所を通じてある夫婦の所へ行くことから恐怖に陥るというサスペンス映画です。
バイト先のオーナーと同僚以外基本的には悪者なのですが
途中からこの人はイイ人なのでは?
と錯覚しそうになりました。
しかしストーリーは一貫していて
特に混乱することもなく
あっという間にエンディングを迎えました。
テレビドラマのようで
上演時間も短く
サクッと観ることができました。
面白かったです。
ネタバレになるので詳細は書けませんが
精神科病院で過去に何があったのか?
とか
伏線の回収場面が??
とか
トレイシーの心理描写
などが若干雑だったように思えました。
お時間があればどうぞ。
ビンゴ
2012年の日本映画です🇯🇵
原作は山田悠介先生の同名小説です。
監督は福田陽平。
これまでの死刑制度が変更されたことにより、ビンゴによって死刑判決が下されるようになった20XX年の日本。
ある罪で収監された正哉(清水一希)は、殺人犯たちと共に巨大なビンゴカードの上に連れていかれる。
マジックミラーの向こうでビンゴを操作する被害者家族の中に、正哉に視線を向ける真弓(松井咲子)がいた。
真弓の手に委ねられた正哉の運命は……。
死刑制度が改正されたことにより
囚人をターゲットにした『人間ビンゴ』で死刑執行を下す恐ろしい世界を描いたサスペンス映画です。
アイデアとしては奇抜で
全体的には面白かったのですが
ストーリーはちょっと雑だったかな?
ビンゴに呼ばれた人たちは死刑囚を裁きたいのか救いたいのか…
死刑囚とビンゴに参加する人の関係性が今ひとつ分かりにくかったです。
まあ25人も死刑囚が登場する訳ですから
その背景をいちいち細かく描いていたら
とんでもない長編になっちゃいますものね。
とはいえ
数名の主要人物については立ち位置がもっと明確に描かれていたら良かったかも。
最後はかなり胸糞悪いオチでした。
こんなことが許されていいの?
と怒りの感情でいっぱいになりました。
(オチは途中で読めました)
出演者は知らない人ばかりでしたが
う〜ん
皆さん演技力がイマイチでしたね。
主演の正哉役の俳優さん…初見でしたが
真弓役の女優さんはAKB48の人でした。
ファンの方には申し訳ないけど
残念な演技でした。
とても大事な役柄だったのになぁ。
ディープ・サンクタム
2014年のスペイン映画です🇪🇸
秘境の島・バレアレス諸島のフォルメンテーラ島を訪れた男女5人。
彼らは偶然見つけた洞窟へ探検に出かける。
だが、出口を見失ったことで閉塞感が恐怖へと変わり、パニックに陥る彼らはもはや理性と正気を失った怪物!
食料も水も尽き果て、生き残りをかけた壮絶な殺し合いが始まる……。
頭の悪い男女5人が洞窟に入ったはいいけど
出られなくなってパニックになってしまうというスリラー映画です。
登場人物は5人のみ。
①セリア(マルタ・カステジョテ)
多分5人の中で一番まともな女の子。
②ベゴ(エヴァ・ガルシア・バカス)
セリアの親友の女の子。不安が強く人をイライラさせるタイプ。
父の秘密
2012年のメキシコ映画です🇲🇽
監督はミシェル・フランコ。
妻を亡くして失意の底にいるロベルト(エルマン・メンドーサ)と娘のアレハンドラ(テッサ・イア)は、メキシコシティへと移り住む。
二人は見知らぬ土地で再スタートを切ろうとするものの、なかなか喪失感から逃れられずにいた。
アレハンドラは転校先の学校で友達もでき、少しずつ明るさを取り戻していくが、ある日盗撮された性行為をインターネットで流され……。
妻の事故死後新たに引っ越した場所で娘と暮らしていた男性が
イジメに遭って突然失踪した娘のために
ある決断を下すお話です。
結末は何となくわかっていましたが
終わり方がとても怖かったです。
まだお話が続くのかな?
って思っていたらいきなりエンドクレジットで
不気味な余韻が残り
心がザワザワしてしまいました。
いやー
凄い作品でした。
前半は父娘のホームドラマの様相でしたが
中盤から壮絶なイジメのお話になり
観るのが辛くなりました。
メキシコの高校生…かなりヤバいです。
イジメの内容もさることながら
修学旅行で大麻やお酒、セックスをする高校生って??
唖然としてしまいました。
レビューで
お父さんはクレイジーだとか許せない
といったコメントを幾つか見ましたが
お父さんがやったことはダメだけど
フィクションという前提においては理解できました。
『もっとやれー!!』
って思った人も少なくなかったのでは?
↑詳細は本編をご覧ください。
お薦めの作品です。