少年は残酷な弓を射る
2011年のイギリス映画です🇬🇧
2003年に発表された女性作家ライオネル・シュライバーの小説が原作です。
脚本・監督はリン・ラムジー。
自由を重んじ、それを満喫しながら生きてきた作家のエヴァ(ティルダ・スウィントン)は、妊娠を機にそのキャリアを投げ打たざるを得なくなる。
やがて、美少年へと成長したケヴィンだったが、不穏な言動を繰り返した果てに、エヴァの人生そのものを破壊してしまう恐ろしい事件を引き起こす……。
エヴァ(母親)目線でストーリーが展開していきます。
時系列には描かれていなくて
それが観ている者の不安を余計に煽ってきます。
このお話を
意に添わぬ妊娠で産まれた息子ときちんと向き合えなかった母親がサイコパスを作ってしまった…
と読めばとてもカンタンですが
サイコパスは環境要因だけではなく
むしろ脳の機能的・形態学的異常によるものなので
エヴァはこの息子と彼の起こした事件を回避できなかったと考えます。
あまり深読みしないでサラッと観た方が良い作品かと思います。
サスペンス映画ですが
恐怖より陰鬱
驚愕より不安
ドキドキよりイライラ
を感じる作品です。
素敵な女優さんですね。
名演技でした。
ケヴィン(青年期)役のエズラ・ミラー…
ぞっとする美しさを醸し出していました。
眼が怖い💦
やっぱり眼が怖い💦