2014年の日本映画です🇯🇵
原作はジョージ秋山さんの漫画です。
監督は榊英雄。
脚本はジョージ秋山さんのご子息である秋山命さんです。
榊監督の故郷でもある長崎県の五島列島を舞台に撮影された作品です。
金も仕事もなく、不細工で怠け者の男・狸穴勇介(大森南朋)。
生きる事に飽きてしまった彼の足が最後に向かったのは 生まれ故郷の港町だった。
この町で両親は幼い勇介を捨て、孤独になったのだ。
故郷で勇介を知るものはなく、 目つきの悪い彼について誰もが怪訝そうな表情で見ていた。
そんななか、ただ1人だけ笑顔で接してくれた顔に痣のある女・ 岡辺京子(三輪ひとみ)と出会う。
京子は痣がコンプレックスで、恋愛を諦めていた。
“生きている証"を快楽(セックス)に求める勇介は、
彼女に興味を示す。
そしてその欲望を京子に求め、強姦まがいに関係をもってしまう。
なし崩し的に同棲し、 やがてお互いを認めることなく“家族"を作ることになった二人は、それぞれ生きていることの“幸せ"とは何かを考えるのだった……。
いろいろな意味でスゴイ映画でした。
生きることの不条理と閉塞感を描いた重厚なテーマの作品…のはずが
登場人物が全員クズで救いようがなく
虚しさばかりが残ってしまい
とても後味が悪かったです💦
原作は読んでいませんが
大森南朋さん演じる勇介が漫画そのもの!と評されているようです。
こちらが原作の漫画です。
京子は原作ではとんでもない醜女という設定みたいですが 映画では“顔に痣のある美女”に変わっています。
全編通して濡れ場のオンパレードで
お腹いっぱいになりました。
『人生』=『人性』なんでしょうか?💦
あの美保純さんも京子の叔母さん役で出演しています。
一番もっともらしいことを言って説教垂れる割にはこの人もとんでもないクズでした💦
決してハッピーな気分になれる映画ではありませんが
ご興味があればどうぞ。
エンディングの曲『蜘蛛の糸』を歌っている榊いずみさんは監督の奥様らしいです。