午後8時の訪問者

2016年のベルギー=フランス合作映画です🎬
監督はパルムドールの常連ジャン=ピエール・ダルデンヌ&リュック・ダルデンヌ兄弟。



若い医師ジェニー(アデル・エネル)が診療時間を大幅に過ぎてから鳴らされたドアベルに応対しなかった翌日、近所で身元不明の少女の遺体が発見される。
診療所の監視カメラにはその少女が助けを求める姿が映し出されていた。
自分が診療しなかったせいで少女が死んだのではないかという思いにさいなまれるジェニーは、少女の生前の足取りを調べ始める……。








劇場で観ようと思って見逃してしまった作品をアマゾンプライムで観ました。

サスペンス映画ですが、派手な謎解きやどんでん返しはなく
地味にストーリーが進みます。

町医者の日常を淡々と描いたドキュメンタリー映画のようでもありました。

全体的に音が少なくて
エンドクレジットも音楽が流れる訳でもなく文字が通り過ぎるだけ…
あっけない幕切れの1時間40分でした。

このあっけなさ…いかにもフランス映画という感じですね。

1人の少女の死を中心に
研修医や診療所を訪れる患者、訪問診療先の患者、その家族・・・
いろいろな人間模様が描かれています。
登場するのは、主人公の女医も含め、弱い人間ばかりです。

サスペンス仕様ですが
ヒューマンドラマの様相も楽しめる作品なんじゃないかなー
なんて思いました。

最後に犯人がわかりますが
そんなことどうでもいいよ…って感じです。

全然面白くないです。
けれどもお薦めの作品です。