シークレット・デイ あの日、少女たちは赤ん坊を殺した
2014年のアメリカ映画です🇺🇸
ローラ・リップマンのベストセラー小説『あの日、少女たちは赤ん坊を殺した』が原作です。
監督はエイミー・バーグ。
少女ロニーとアリスは乳母車に置き去りにされた赤ん坊を保護しようとするが、その後赤ん坊は遺体となって発見され、彼女たちは少年院に送られる。
7年後、二人が出所した後に再び幼児が何者かに連れ去られる事件が起こり、刑事ナンシー(エリザベス・バンクス)はロニー(ダコタ・ファニング)とアリス(ダニエル・マクドナルド)を疑う……。
ん?って感じのエンディングで、少々物足りなさが残る作品でしたが、題材としては面白かったです。
犯人はこの人でいいのよね?
って思いつつも
ひょっとして違うかも?
と疑心暗鬼になってしまうような終わり方でした。
サスペンス映画ですが
『母娘関係の歪み』がテーマでした。
女優陣がとても豪華でしたね。
多分主役のアリスを演じたダニエル・マクドナルドの演技が特に素晴らしかったです。
デブの意見は誰も聞いてくれないし、何かあると真っ先に疑われる!
には何だか共感してしまいました💦
悪い子なんだけどとても哀れに感じたのは私だけではなかったのでは?
アリスのお友達のロリー役をあのダコタ・ファニングが演じていました。
大きくなったなぁ。
この作品でかなり重要な役どころではあったのですが
彼女の家庭背景や心理描写が雑で、何だかもったいない感じがしました。
雑と言えば
犯人に行き着くプロセスというか説明もかなり端折った感があって
もう少し丁寧に描かれていたら恐怖感も増したのではないか?
と思いました。
そして…
アリスの母親役にダイアン・レイン。
綺麗なお姉さんが綺麗なおばさんに変貌していました。
本作の中で一番怖い人でしたが。
ネタバレになるかもしれませんが『狂気』そのものでした。
女刑事を演じたエリザベス・バンクス…
金髪バカ女(失礼!)のイメージしかなかったのですが
とても知的な演技で好感が持てました。
やや抑え気味の感じが本作に緊張感を醸し出していましたね。