はじめてのおもてなし

2016年のドイツ映画です🇩🇪




ミュンヘンの住宅街に一軒家を構える、病院の医長のリヒャルト(ハイナー・ラウターバッハ)と元教師のアンゲリカ(センタ・バーガー)の夫婦。
長男(フロリアン・ダーヴィト・フィッツ)は妻に逃げられその息子は勉強そっちのけでラップとゲームに夢中で、長女(パリーナ・ロジンスキ)は31歳になっても大学生という状態だった。
ある日、アンゲリカが難民を受け入れると宣言して、ディアロ(エリック・カボンゴ)というナイジェリアから来た青年を連れてくるが……。







難民問題と家族の問題をコメディタッチで描いた作品です。

ストーリーは重くてデリケートなテーマを扱ったものですが、押し付けがましい感じがなくて、サラッと観ることができました。

なので、心に残るとか深く考えさせられるということはなかったです。
それが少し残念でした。

さらに
ハートマン家の人々が全員クセものというか濃厚すぎて、難民の青年ディアロが主役なのにアッサリしていたような気がしました。
とてもイイ味を出した俳優さんだったのでもったいなかったような気もしました。



イスラム原理主義に対する批判だけではなく
さりげなくアメリカを皮肉ったり
モラトリアムとかワーカーホリックの問題も盛り込まれていて

そういう意味では盛りだくさんで見応えはありました。

いや
普通に観れば結構面白い作品でした。

お時間があればどうぞ。