2008年のアメリカ・ドイツ合作映画です。
原作はベルンハルト・シュリンクの小説『朗読者』で、監督はスティーブン・ダルドリー。
ケイト・ウィンスレットが第81回アカデミー賞主演女優賞を受賞した作品です。
1958年のドイツ。
15歳のマイケル(デヴィッド・クロス)は21歳も年上のハンナ(ケイト・ウィンスレット)と激しい恋に落ちる。
ある日ハンナは本の朗読を頼み、子供のようにその物語に聞き入った。
以来、“朗読”は2人の間で繰り返され、愛はより深まるが、突然彼女は姿を消してしまう…。
8年後、法学生となったマイケルが傍聴した裁判で見たのは、戦時中のナチスの罪に問われるハンナだった。
彼女はある“秘密”を守るために不当な証言を受け容れてしまう。
唯一、その秘密を知るマイケルは彼女を救えるはずだった。しかし……。
前半は濃厚なベッドシーンの連続でお腹いっぱいになってしまい
観るのを挫折しそうになりましたが
中盤からは一転!
裁判シーンやらナチスのお話やらタイトな展開となり、どんどん惹き込まれていきました。
一言で言えば
優柔不断男の苦悩と後悔の物語
でしょうか?
ケイト・ウィンスレットは素晴らしかったですね。
『タイタニック』のローズのイメージが強すぎて、どの作品も今ひとつハマらなかったのですが、この役は適役でしたね。
この配役…実はケイトのスケジュールの都合で途中からニコール・キッドマンが代役をすることになったのですが、その後ニコールが妊娠してしまい、当初の予定通りケイトが演じることになったそうです。
いや〜
ケイトで良かったと思います。
この役柄は、キレイだけどちょっとだらしない身体じゃないとね(笑)
マイケル役は晩年をレイフ・ファインズが演じました。
彼女の“秘密”…
勘の良い方なら前半ですぐにわかっちゃいます。
無期懲役の刑と天秤にかけても守らなければいけなかった秘密なの?
って思いましたが
この時代はきっと大切なことだったんでしょうね。
まさかの結末です。
でも後味の悪さは意外に感じないかも。
是非観てください‼️