いしゃ先生

2015年の日本映画です🇯🇵
医師で歌人でもあった志田周子先生の伝記映画です。
監督は永江二朗。

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山形県の農村で名家の娘として生まれた周子(平山あや)は、努力して東京女子医専(現・東京女子医大)に入学し、医師になった。
父からの『スグカエレ』という電報を受けて8年ぶりに故郷に戻った周子は、父・荘次郎(榎本孝明)が勝手に周子名義で診療所を建設していることを知る。
無医村の大井沢村に医師を置きたいと願っていた父は、代わりの者を見つけるまでの3年間だけでも、村で医者をしてほしいと周子に頭を下げる。未熟な自分に診療所の医師が務まるのか不安だった周子も、父の頼みを聞き、3年間だけ頑張ろうと心に決める……。

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こちらが実際の志田周子先生です。

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とても真面目な作品です。
ドキドキハラハラはありません。
小難しいお話でもありません。
心温まるヒューマンドラマです。

まだ今みたいに国民皆保険がなかった時代…
貧乏な人は医療を受けることが出来ず
特に田舎では祈禱師が治療をしていました。
江戸時代のお話ではなく
昭和10年頃のお話です。

ちなみに国民皆保険が制定されたのは昭和36年です。
その翌年、志田周子先生は食道癌で逝去されています。
享年51歳の短い生涯でした。

そんな時代でしたから
女医というだけで偏見も強く
さぞご苦労なさったのでは?
と思っていましたが
その辺りの様子が本作で描かれています。

私も女医ですが
平成が終わりを告げようとしているこのご時世においてもまだ、女性というだけで偏見を持たれているクランケがいらっしゃいます。
志田周子先生の足元にも及びませんが
多分に共感できる部分がたくさんありました。

70歳以上の男性クランケに偏見が多いですね〜💦
『女に何がわかるか!男の、ホンモノの医者を出せ!』なんてよく言われます(笑)
それに比しておばあちゃまのクランケは偏見がないですね!
とても有難がってくださいます。
一般的には女性の方が思考に柔軟性があるんでしょうか?


志田周子先生を演じたのは平山あやさん。

私の中では“天然キャラタレント”のイメージがあったので
ミスキャストでは?
なんて最初は思っていましたが

ストーリーが進むにつれ
しっくりハマってきました。
いや〜
改めて
素晴らしい女優さんですね😉

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ただ…
50代の設定の場面が50代に見えなくて
美魔女のようでした💦
癌になってもちっともやつれていなくて…
もっと老けメイクを施しても良かったのかも。

私たち医師にとってお手本のような志田周子先生の生涯を本作で観ることが出来て本当に良かったです。

お薦めの作品です。
是非‼️