万引き家族

2018年年の日本映画です🇯🇵

第71回カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した作品です。
監督は是枝裕和



高層マンションの谷間にポツンと取り残された今にも壊れそうな平屋に、治(リリー・フランキー)と信代(安藤サクラ)の夫婦、息子の祥太(城桧吏)、信代の妹の亜紀(松岡茉優)の4人とこの家の持ち主である初枝(樹木希林)が住んでいる。
彼らの目当ては初枝の年金だ。
そして足りない生活費は万引きで補填していた。
社会の底辺を這うような家族だが、何故かいつも笑いが絶えない。
互いに口は悪いが仲よく暮らしていた冬のある日、近隣の団地の廊下で震えていた幼い女の子ゆり(佐々木みゆ)を、見かねた治が家に連れ帰る。
身体中傷だらけの彼女の境遇を思いやり、信代は娘として育てることにしたのだが……。







話題の作品をようやく鑑賞しました。
いろいろ評価が分かれる作品と聞いていたので
あまり深く考えず
サラッと観ました。

前半はかったるい感じのストーリー展開でしたが
後半一気に面白くなりました。

途中で薄々感じてはいたのですが
『家族の秘密』が次々と明らかになり

この家族は悪いことをした家族なんだけど
何だか居たたまれない気持ちになりました。

見応えがある作品だと思いますよ。

是枝監督作品に出演する子役はみんな陰気だけど演技が上手いですね。


リリー・フランキーさんの味のある演技は定評ですが
安藤サクラさんが特に素晴らしかったです。


普通のおばちゃんなんですが妙に色気がある!
服を着ているとそんなに美人さんには見えませんが
脱いだら凄かった!(笑)


で、本作の総合的な感想は…と言えば


でした。

このお話について何を語ったらいいんだろうと困惑しています。

家族愛とか母性とかが描かれているはずなのですが

何も心に残らない訳ではないんだけど

何も紡ぎ出せない…

不思議な作品でした。

実話を基にした作品でありながら
リアリティがなかったせいかもしれません。

まだ観ていらっしゃらない方がいればどうぞ。