2010年の日本映画です🇯🇵
1993年の映画『ヌードの夜』の続編です。
脚本・監督は石井隆。
とある街でバーを営む美しい母娘3人(大竹しのぶ・井上晴美・佐藤寛子)。
その末娘れん(佐藤寛子)が、ある日『なんでも代行屋』を営む紅次郎(竹中直人)の事務所を訪ねてくる。
「父の散骨時に一緒にばらまいてしまった形見のロレックスを探して欲しい」と。
その奇妙な依頼をきっかけに、世捨て人のように生きて来た性善説男・紅次郎は、“3人の女たち”の欲望を纏った完全犯罪に巻き込まれて、く。
しかしその完全犯罪の先にあったのは、れんの抱えるさらにおぞましい闇だった。
次郎はれんをその闇から救うため、彼女の闇を抱き続けて来たある深い森へと導かれるように入ってゆく……。
サイコパス母娘の愛憎劇です。
タイトルが示すように『夜』のシーンがストーリーの全体を占め
陰鬱さを此処彼処に醸し出す作品でした。
かなり前半で死体解体のシーンが登場し
『冷たい熱帯魚』を彷彿しましたが
本作の方がまだマシでした💦
精神病理の描き方が中途半端でしたね。
れんの狂気が充分に表現しきれていなくて
結局のところエロ映画で終始した感が否めません💦
れん役の佐藤寛子さん…
大胆な脱ぎっぷりとナイスバディは素晴らしかったのですが
演技力がイマイチ💦
彼女の演技が良ければ
もっと鬼気迫るサイコサスペンスになったかも…です。
いや〜
脚本が良いだけに残念でした‼️
しかしながら
大竹しのぶさんや竹中直人さんといった名優は魅せてくれましたね〜✌️
男は愚か
女は強か
をこのお二人が見事に再現していました。
お時間があればどうぞ。
観て得も損もない作品かと思います。