Pro9 治験
2010年のイギリス映画です🇬🇧
監督はイアン・クラーク。
ライムブルック診療所を目指していた大学院生のアダム(アナイリン・バーナード)は、ひとりの女性ジョニ(アレックス・リード)を車に乗せてやる。
2人の目的地は同じだった。
2010年8月、アダムとジョニ、そして5人のボランティアがプロシントレックス製薬の治験に参加。
彼らは2,000ポンドの報酬と引き換えに、14日の間、新薬プロナインの実験台となることに合意する。
一人ずつプロナインを注射されていく、7人の“モルモット”たち。
自分の順番が最後になったことにアダムは言い知れない不安を抱くのだった。
そしてその夜遅く、ボランティアの一人ジェッド(オリヴァー・コールマン)が苦しげな声を上げて暴れ始め……。
ノンフィクション風な始まり方をしますが
ノンフィクションではありません。
元ネタはあって
2006年にロンドンで実際に起こったTGN1412第一相試験での事件が下敷きとなっています。
完全ノンフィクションではないので仕方がないのかもしれませんが
医療用語や薬剤情報がめちゃくちゃで
イライラしました💢
例えば
抗うつ薬でジスキネジアが起きるというくだり…
抗うつ薬ではほとんど起きません。
昔ながらの抗精神病薬で起きやすいんです!
それから登場人物もイライラさせられる人ばかりでしたね💦
治験プロのおっさん…モルティ(スティーヴ・イヴェッツ)
(血まみれの写真しかなくてすみません💦)
口ばっかりで肝心な場面で投げやり。
そしてルポライターのおばさんケイティ(ニア・ロバーツ)
ヒステリーだし
まあ自分勝手で…
彼女がピンチのシーンでは
あまり応援したくなくなりました😠
ビッチ系女子のカルメン(スカイ・ローリー)
そして
主人公のアダムくん
お目々パッチリで可愛かったです☺️
なーんか
治験に対するネガティヴキャンペーンみたいな映画でしたね。
(治験は)人類のためではなく企業のため…なんて台詞が登場しましたが
そんなことはないです。
たいていの治験は極めて安全で
医学の進歩に大いに役立っているのです。
私もこれまで数々の治験を行なってきましたが、
かなり慎重に実施しましたし
たとえ被験者の思い込みであっても、少しでも違和感が生じたら全て有害事象とみなしてすぐに中止しました。
男女7人薬物語(笑)
興味があれば観てください…って感じです。