アイ, トーニャ 史上最大のスキャンダル

2017年のアメリカ映画です🇺🇸
実在のフィギュアスケーター、トーニャ・ハーディングの軌跡を描いた伝記映画です。
監督はクレイグ・ギレスピー。



貧しい家庭に生まれ、厳格な母親ラヴォナ(アリソン・ジャネイ)に育てられたトーニャ・ハーディング(マーゴット・ロビー)。
フィギュアスケートの才能に恵まれた彼女は、血のにじむような努力を重ねて、アメリカ代表選手として1992年のアルベールビル、1994年のリレハンメルオリンピックに出場する。
ところが、元夫のジェフ・ギルーリー(セバスチャン・スタン)の友人がトーニャのライバルだったナンシー・ケリガンを襲い、その後彼女はフィギュア界から追放されるが……。









作中にフェイクインタビューを挟みながら
登場人物が『ナンシー・ケリガン襲撃事件』の真相を語っています。




本作を通してトーニャの人生に涙してしまいました。

虐待に近い養育を受け
暴力が日常的で
ろくな教育を受けることもできず
結婚した男がとんでもないDV男で
その夫やその周囲のトンデモナイ人たちな人生を台無しにされ…

本当に哀れで救いようがなかったです。

しかし
さすがアメリカ映画というか…

このような悲惨なお話にもコメディタッチの要素を盛り込んでいて

後味の悪さはほとんどなかったです。


この事件に関してはリアルタイムで知っていますが

ナンシー=正義
トーニャ=悪

というマスコミが作り上げたイメージに当時から違和感を抱いていたのを覚えています。

なんだったらその頃の私は
ナンシーの方がイジワルっぽく見えて
何故だかトーニャを応援していたくらいでした💦

もちろんこの作品はどこまでが真実か不明ですし、トーニャ側の立場から制作されているので
ついついトーニャに肩入れしがちですが。


それにしても主演のマーゴット・ロビー…
見事なまでの完コピでした!
素晴らしかったです。

時々本物のライブ映像が流れてきたのですが
どっちが本当のトーニャなの?と見紛うばかりの完璧さでした。



まずまずお薦めの作品です。
是非!