Bad Moon Rising

2015年の日本映画です🇯🇵

監督は喜多一郎



老いた母(大方斐紗子)の看護に疲れ果て、さらに勤務先の工場が倒産してしまったケイジ(菅田俊)。
追い詰められた彼は、母を殺してしまう。
車に死体を積んで故郷へと向かう中、山道に倒れている永久子(菜葉菜)という女と出くわす。
ある時期の記憶をなくし、家族を捜しているという彼女と共に旅を続けるケイジは、その姿に自らの手であやめてしまった母の面影を見るように。お互いに寄り添い、心を通わせるようになる二人だが、思わぬ運命が待ち構えていた……。







点と点が線になって進んでいくロードムービーです。
ストーリーはかなり凝っていて
どんどん深層に引き込まれていきました。

何となく結末は読めます。
誰1人として幸せにはなれない、救いようがないお話です。

一言で言えば『母』のお話であり
罪と罰』を描いたお話でもありました。

決して淡々とはしていなくて
かと言って情動的にもなれない
なーんか不思議な作品でした。
でも面白かったです。
こういう単館系のマニアックな映画もたまには良いですね。

主演の菅田俊さん…
いろいろな作品でちょいちょいお見掛けしますが
喋り方が高倉健さんです💦



菜葉菜さん…
ビミョーなルックスで演技も単調な感じですが
多分この役は彼女しか演じられないのでは?と思わせるような雰囲気がありました。



知らない俳優さんばかりが登場しましたが
ケイジの元奥さん役で
ワンシーンでしたが美保純さんが出演されていました。



好き嫌いが分かれる作品だと思いますが
個人的にはお薦めです。