本能寺ホテル
2017年の日本映画です🇯🇵
監督は鈴木雅之。
勤務先の会社が倒産し、職を失った倉本繭子(綾瀬はるか)は、恋人の恭一(平山浩行)からプロポーズされ、周囲の後押しを受けて婚約を決意。恭一の両親の金婚式を祝うため京都を訪れるが、手違いによって予約していたホテルに泊まることができず、偶然たどり着いた路地裏の『本能寺ホテル』にチェックインする。
よくあるタイムスリップもので
特に捻りもなく
ある意味気軽に観れる作品でした。
普通に面白かったです。
天真爛漫なOLが『本当にやりたいこと』を模索していく姿は単なる自己満足にしか見えませんでしたが、天下統一を願う名将との絡みを加えたことで、物語に多少の重厚感が出たのではないかと思われます。
主演の綾瀬はるかさん…
だらしない感じがしてあまり好きな女優さんではありませんが
本作ではその稚拙さが可愛らしかったですね。
この役は堤さんにしかできないでしょ?
って感じで、役にグイグイ引き込まれていきました。
ますます大ファンになってしまいました☺️
これまでの歴史映画やドラマの蘭丸と確かに“イメージと違う!”でしたが。
私には『蒲田行進曲』の銀ちゃんのイメージが強過ぎるのですが
今や何でもこなせるマルチな俳優さんで
本作もかなりのハマリ役でした。
繭子の婚約者のお父様を演じる近藤正臣さん…
すっかりおじいさんになっていましたが
渋くて品があって素敵でした。
京都にいますね、あんな感じのお金持ち。
私…京都で暮らしていたことがあるのですが
実は本能寺のご近所でした。
作中の映像は“いかにも京都!”といった感じの街並みばかりでしたが
それでも観ていて懐かしい気分になりました。
歴史好き、京都好きじゃなくても楽しめる映画です。
作中にちょいちょい小ネタが挿まれていますが
コメディとしては中途半端感が否めない作品ではあります。
お時間があればどうぞ!