本能寺ホテル

2017年の日本映画です🇯🇵

監督は鈴木雅之



勤務先の会社が倒産し、職を失った倉本繭子(綾瀬はるか)は、恋人の恭一(平山浩行)からプロポーズされ、周囲の後押しを受けて婚約を決意。恭一の両親の金婚式を祝うため京都を訪れるが、手違いによって予約していたホテルに泊まることができず、偶然たどり着いた路地裏の『本能寺ホテル』にチェックインする。
すると彼女は、いつの間にか奇妙な寺の中に迷い込んでおり、そこは天下統一を目前にした名将・織田信長堤真一)が滞在する1582年の本能寺だということが判明する。
訳がわからないまま本能寺ホテル安土桃山時代の本能寺を行き来し、信長や信長に使える小姓・森蘭丸濱田岳)と交流を深めていく繭子だったが……。








よくあるタイムスリップもので
特に捻りもなく
ある意味気軽に観れる作品でした。
普通に面白かったです。

天真爛漫なOLが『本当にやりたいこと』を模索していく姿は単なる自己満足にしか見えませんでしたが、天下統一を願う名将との絡みを加えたことで、物語に多少の重厚感が出たのではないかと思われます。

主演の綾瀬はるかさん…
だらしない感じがしてあまり好きな女優さんではありませんが
本作ではその稚拙さが可愛らしかったですね。


織田信長役の堤真一さんは色気があって素敵でした。
この役は堤さんにしかできないでしょ?
って感じで、役にグイグイ引き込まれていきました。
ますます大ファンになってしまいました☺️


森蘭丸役の濱田岳さんは『良い脇役』でした。
これまでの歴史映画やドラマの蘭丸と確かに“イメージと違う!”でしたが。


本能寺ホテルの支配人役の風間杜夫さん…
私には『蒲田行進曲』の銀ちゃんのイメージが強過ぎるのですが
今や何でもこなせるマルチな俳優さんで
本作もかなりのハマリ役でした。


繭子の婚約者のお父様を演じる近藤正臣さん…
すっかりおじいさんになっていましたが
渋くて品があって素敵でした。
京都にいますね、あんな感じのお金持ち。


私…京都で暮らしていたことがあるのですが
実は本能寺のご近所でした。


作中の映像は“いかにも京都!”といった感じの街並みばかりでしたが
それでも観ていて懐かしい気分になりました。

歴史好き、京都好きじゃなくても楽しめる映画です。
作中にちょいちょい小ネタが挿まれていますが
コメディとしては中途半端感が否めない作品ではあります。

お時間があればどうぞ!