ハッピーエンドの選び方

2014年のイスラエル映画です🇮🇱

原題は“The Farewell Party
監督はシャロン・マイモン。
第73回ヴェネチア国際映画祭観客賞受賞作です。

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エルサレムの老人ホームに楽しく暮らすヨヘスケル(ゼーブ・リバシュ)はオリジナリティあるアイディアで、みんなの生活を少しだけ楽にするような発明が趣味。 
ある日、彼は望まぬ延命治療に苦しむ親友マックスから、彼の発明で安らかに死なせてほしいと頼まれ、自らスイッチを押して最期を選ぶ装置を発明する。 
彼は最愛の妻レバーナ(レバーナ・フィンケルシュタイン)の反対を押し切り、同じホームのダニエル(イラン・ダール)、ラフィ(ラファエル・タボール)らも巻き込んで計画を準備。マックスは妻ヤナ(アリサ・ローゼン)に看取られ自ら安らかに旅立っていった。 
しかし、秘密だったはずのその発明の評判は瞬く間に広がり、彼らのもとに依頼が殺到してしまい……。
病人とその妻・夫たちの切実な想いに心が揺らぐヨヘスケル。
そんな中、レバーナの認知症は少しずつ進行していた……!


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イスラエル映画って初めて観ました。

オープニングはコメディタッチで
元気な老人がいっぱい出てきて
マリーゴールド・ホテルで会いましょう』みたいな感じの作品かと思いきや

老いや認知症、そして尊厳死について描かれたかなり重ーい作品でした。

主人公のヨヘスケルがいわゆる『セルフ安楽死マシーン』を作るのですが

これって『自殺幇助マシーン』ですよね?💦

尊厳死については様々な意見があると思いますが

たとえ末期の癌であっても、近年は緩和ケアが進んできていて

私たち現場の医師は『余命を穏やかに全うして欲しい』と願って日々頑張っているのです。

なので、ヨヘスケルの発明品は単なる『殺人マシーン』にしか見えなかったです…申し訳ないけど。

ましてやアルツハイマー病には全然適応外だと思いました。

ま、イスラエルと日本の医療や文化(死生観)の違いと言ってしまえばそれまでですが。


作品としてはとても良かったです。
知らない俳優さんばかりでしたが
名優揃いでした。

まずまずお薦めの作品です。

いつものように
予告編を貼っておきますが
本編と全くニュアンスが異なりますのでご注意を❗️
本作は予告編のように軽薄ではありませんので。