幻の光
1995年の日本映画です。
是枝裕和監督の第1作目で、主演の江角マキ子さんの映画デビュー作です。
(第38回ブルーリボン賞新人賞を獲得)
第52回ヴェネツィア国際映画祭〜金オゼッラ賞、バンクーバー映画祭グランプリ、シカゴ映画祭グランプリ等々を受賞したスゴイ作品です。
ひとりの女性の『生と死』、『喪失と再生』を描いた人間ドラマです。
ゆみ子(江角マキ子)は12歳の時、祖母が失踪したことで、祖母を引き止められなかったことを悔いていた。
やがて、25歳になり夫・郁夫(浅野忠信)と息子とともに幸せな日々を送っていたが、ある日突然、今度は夫が自殺してしまう。
登場人物がみんな黒い服を着ていて
暗〜いイメージが付き纏う作品でした。
加えて、奥能登の荒々しい灰色の海が寂寥感をさらに醸し出していました。
(江角さんの前夫役)
こんな人も出演されていました。
この方は全然変わらないなぁ💦
宮本輝先生の原作自体が重くて難しいテーマを扱っているので、本作もかなり重かったです。
湿気のある作品
でしょうか?
(私の個人的な感想です)
唯一笑えたのは(笑えるような作風ではありませんでしたが)
江角マキ子さんのトップレス姿💦
白いデカパン(ヒッキー北風さんみたいな)が妙におかしかったです。
すっきりしない、陰鬱感が増す作品かもしれませんでしたが
観ておいた方が良い作品だと思います。