家族の庭

2010年のイギリス映画です🇬🇧

原題は“Another Year”
『いつもと変わることなく過ぎるある一年』という意味。
監督はマイク・リー

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地質学者のトム(ジム・ブロードベント)と心理カウンセラーのジェリー(ルース・シーン)は誰もが羨むおしどり夫婦。
夕食作りも、休日の家庭菜園も、いつも2人一緒。
おまけに30歳になる息子ジョー(オリヴァー・モルトマン)も親思いの好青年。
そんな幸せオーラに惹かれてこの家にやって来るのは、泥酔しては愚痴ばかりのバツイチ女性メアリー(レスリー・マンヴィル)や、心の隙間を過食で埋める旧友ケン(ピーター・ワイト)など、幸せとは縁遠い者たちばかり。
人生はそんなに優しいものではないけれど、それでも春夏秋冬、季節は誰の身にも優しく巡ってきてくれる……。

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アイロニーたっぷりのイギリス映画らしい作品でした。

一貫したストーリーはないのですが
四季を通して、トムとジェリーが仲良く暮らす様子を、不幸な人たちを対比させながら描いたシニカルなお話です。

夫婦の名前がトムとジェリーだなんて!💦

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これ…ワザとですよね?

一見良い夫婦なんですが
いや…周囲の人たちがトンデモナイ人たちばっかりなのでそう見えるのですが

まあ鼻持ちならないスノッブな夫婦でしたね〜(笑)

家庭至上主義的な色合いも濃くて
好き嫌いがはっきり分かれる作品だと思います。

登場する女性陣は私的には嫌な人ばかりでした。

まずはジェリー。
常識人ではありますが、クールを通り越して冷淡な人だと思いました。
普通の主婦だったらいいんだけど
こんな人が心理カウンセラーだなんて!
職場では会いたくないタイプです💦

どうでもいい話なのですが
ジェリーって歯が出ていてネズミ(ジェリー)みたいでした。これもワザと?(笑)

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ジェリーと同じ職場のメアリー。
多弁で図々しくて自己中で…
お友達にはなりたくないタイプです。
あんな若作りのおばさんにはなりたくないなぁ・・・
メアリーは見事に反面教師ですね。

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そして
ジョーの婚約者のケイティ。
デリカシーがないし
うるしいし…
若いから可愛いで許されるんでしょうが
もし私に息子がいたらあんな嫁は嫌ですね〜(笑)

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一方男性陣は憎めない人ばかりで
それがせめてもの救いでした。
トムの兄ロニーの息子はクズでしたが💦


この物語は『家族の庭』なんて邦題からは想像もつかないくらいの悲劇です。

エンディングは
ざまあみろ
可哀想
がミックスした
なんとも言えない複雑な想いでいっぱいになりました。

まあまあお薦めの作品です。