Every Day

2016年の日本映画です🇯🇵

音楽家haruka nakamuraの1stアルバム『grace』に収録の“every day”にインスパイアされて原作者・冨士原直也がmixi上に発表した連作短編シナリオを映画化した作品です。

監督は手塚悟。

手塚監督は本作を撮影後の2014年春に脳梗塞に罹患し、その後遺症で同名半盲（両眼の同じ側が見えなくなる）になるも、それを克服してこの映画を完成させました。

ある朝、晴之（永野宗典）の目の前に、交通事故で意識不明の恋人・咲（山本真由美）が現れる。

時間を1週間もらったと話す咲は、いつものように晴之に弁当を渡す。

その日から、晴之にとって毎日が特別なものとなる……。

“昏睡状態なのに1週間だけ戻ってくる”というあり得ない設定ではありましたが

主演のお二人があまりにも普通っぽくて

どこにでもいるカップルという感じなのが

ストーリーにリアルさを付与していたように思います。

ただ泣けるだけのラブストーリーではなく

人は突然の死をどのように受け止め

非日常をいかにして日常に戻していかなけばならないのかということ

当たり前だと思っていたことにもいつか終わりがくるということ

だからこそ伝えておかなきゃいけないことは後悔しないようにきちんと伝えなくてはいけないということ

そして

さりげない毎日が実は特別な毎日であるということ…etc

本作は本当に様々なことを教示してくれました。

素晴らしい作品でした。

エンディングも良かったです。

ただ…

主演のお二人以外の登場人物のアクが強すぎて

いささかウンザリしましたが💦

友人の酔っ払い彼女

あんた何様なの？という感じ

職場の勘違いお弁当女

もっと空気読めよ！という感じ

定年退職するウザいおっさん

だからあんた嫌われてんだよ！という感じ

（詳細は作品を観ればわかりますよ〜）

こういう人たちが登場したからこそ

お二人のピュアさが際立ったのかもしれません。

↓ウザいおっさん

かなりお薦めの作品です。

是非‼️