いつまた、君と〜何日君再来〜

2017年の日本映画です🇯🇵

俳優の向井理さんのお祖母様・芦村朋子さんの自伝が原作です。
向井理さんが7年の歳月をかけて企画された作品です。
ご自身も若い頃のお祖父様役で出演されています。
監督は深川栄洋



81歳になった芦村朋子(野際陽子)は、不慣れな手つきでパソコンにむかい、亡くなった夫・吾郎との思い出を手記として記録していた。
しかし、朋子は突然病に倒れてしまう。
そんな朋子の代わりに、孫の理(成田偉心)が『何日君再来』と題された祖母の日記をまとめていくことに。  
綴られていたのは今まで知ることのなかった、戦中・戦後の困難な時代を生きてきた祖母・朋子(尾野真千子)と祖父・吾郎(向井理)の波乱の歴史と、深い絆で結ばれた夫婦と家族の愛の物語だった……。







どうということはない、戦中・戦後を生きた家族の物語です。

特にドラマチックな展開もなく、静かにストーリーが展開していきました。

最後のシーンは泣けましたね。
朋子さん(野際陽子さん)と娘の真美(向井理さんのお母様、岸本加世子さんが演じていました)が和解するシーン…
本作が今は亡き野際陽子の最後の作品だったということで余計に泣けてきました。



そんな素敵なシーンのあと、プツっとエンディングを迎え

『え?これで終わりなの?』

・・・中途半端感が若干否めませんでした。


昭和ノスタルジーの映像美が随所に見られ
とてもキレイな作品でした。

主演のお二人(尾野真千子さん&向井理さん)が美しすぎて今ひとつ現実味がなかったかも💦

辛辣な見方をすれば、向井理さんの自己満足的な作品でしかなかったと思いますが

戦争を体験した普通の人々の健気さや強さを感じることができた良作ではありました。

お時間があれば観てください。