うさぎ追いし 山極勝三郎物語
山極勝三郎先生の伝記映画をようやく観ることができました。
山極先生は
『癌が作れれば癌は治せる』
という信念から、世界初の人工癌の発生実験に成功した病理学者です。
本作は2016年の日本映画です。
監督は近藤明男。
明治初期。
病と闘いながら勝三郎は人工癌の実験に没頭する……。
良い作品でしたね。
医療ものですが堅苦しい感じが全然なくて
医学知識がなくても気軽に鑑賞できます。
ちょっぴりコメディタッチな場面も盛り込まれていて
娯楽映画としても楽しめました。
主演の遠藤憲一さんがお見事でした。
山極先生にソックリでした!
↓こちらが実際の山極先生。
山極先生の娘・梅子さん(秋月成美さんが演じていました)は架空の人物だったようですが、この物語のキーパーソン的存在でした。
↑真ん中のオルガンを弾いているのが梅子さん。その後ろが息子の三郎さん。
梅子さんの晩年は高橋惠子さんが演じましたが
(高橋惠子さんはこのワンシーンのみの出演)
山極先生の息子さん・三郎さんは実在の人物で、帯広畜産大の元学長、動物学者だった方です。
是非観ていただきたい作品です。