ギリシャに消えた嘘

2014年のアメリカ=イギリス=フランス合作映画です🎬

原作はパトリシア・ハイスミスの小説『殺意の迷宮』です。




1962年、ギリシャ
アテネでツアーガイドをして生計を立てている青年ライダル(オスカー・アイザック)は、旅行で来たというチェスター(ヴィゴ・モーテンセン)とコレットキルステン・ダンスト)の夫婦とパルテノン神殿で出会う。
彼らのガイドを申し出たライダルだったが、その夜に宿泊するホテルに現れた探偵をチェスターが殺してしまう。
混乱したまま死体の片付けを手伝ったライダルは、チェスターが投資家たちから高額の金をだまし取って逃走中の詐欺師であることを知る……。







ギリシャの風景と音楽がとても素晴らしくて
それだけでグイグイと物語に惹き込まれていきました。

しかも登場人物は美男美女ばかりで
観ていてゴージャスな気分に浸ることができました。

が・・・

あの『太陽がいっぱい』の作者が書いたお話ということで期待度が高すぎたせいなのか

私には単なる逃走劇にしか思えず
今ひとつの感が否めませんでした。
適度なハラハラドキドキ感はありましたが。
雰囲気だけはヒッチコックの映画っぽかったです。

オスカー・アイザックが良かったですね。
色気がハンパなかったです。



絶世の美女という設定だったのですが
う〜ん💦
アメリカ基準では美人なんでしょうね。
いつも言っていますが
日本人の私から見ると???です。


でもめちゃくちゃスタイル良くて
演技力もあるので嫌いじゃないです。

夫婦の詐欺の背景とか
ライダルの父との葛藤とか
そういったものが作中に一切描かれていなくて
若干モヤモヤが残りました。
原作では描かれているのでしょうか?
未読のためわかりません。

結末は
やっぱりそうだよね
って感じで
どんでん返しも何もありませんでしたが
一見の価値はある作品です。