サバイバルファミリー

2017年日本映画です🇯🇵

脚本・監督は矢口史靖


東京に暮らす平凡な一家、鈴木家。
冴えないお父さん・義之(小日向文世)、天然なお母さん・光恵(深津絵里)、無口な息子・賢司(泉澤祐希)、スマホがすべての娘・結衣(葵わかな)。
一緒にいるのになんだかバラバラな、ありふれた家族。
そんな鈴木家に、ある朝突然、電気を必要とするすべてのライフラインが完全にストップするという緊急事態が発生する。
鈴木家だけでなく近所中で同じことが起きていた。
さらに電車も車もガスも水道も止まってしまい、家族全員途方に暮れる。
そこで義之は、東京から出ようと決断し……。









ツッコミどころ満載で
全くリアリティはなかったです。

あれだけの大規模停電が起こって政府や自衛隊が全く動かないなんてあり得ない!
しかもあんなに長期間、何の手立ても講じられないなんて…
職業柄、透析患者さんや人工呼吸器に繋がれている患者さんのことを心配してしまいました💦

都合よくイイ人が現れてファミリーが救われるストーリーはちっともサバイバルじゃないし…

ま、コメディとして鑑賞する分には面白かったですが

この作品をリスクマネジメントとか災害への教訓的な側面で語るにはかなり無理があったと思います。

家族愛とかも盛り込まれていたようですが
人物描写が中途半端で
あまり感動はなかったです。

う〜ん
変な作品でしたね。

鈴木一家が浜松辺りで出会った別のサバイバルファミリー(時任三郎&藤原紀香)も違和感しかなかったです💦
災害をエンジョイしている変な家族で、観ていてイライラしました。あの人たちはこのお話に登場する必要があったのかしら?



大阪で水族館の魚を捕って炊き出しをしていたのは、『さすが大阪やね』と妙に納得してしまいました(笑)



本作では小日向文世さんの演技が一番光っていましたね。
この方はシリアスもコメディも何でも演じ分けることができる素敵な俳優さんだと思います。

深津絵里さんはいろいろな世代に人気のある女優さんのようですが、わざとらしい演技が最近鼻についてきて、本作でもあまり感情移入はできませんでした。
↑あくまでも個人的な意見です。ファンの方、ゴメンなさい。

子供役のお二人は可もなく不可もなし…といった感じでした。

時間潰しには良い作品かもしれません。
お時間があればどうぞ。