洲崎パラダイス赤信号

古い映画を観ました。

1956年の日本映画です🇯🇵 
原作は芝木好子の小説。
監督は川島雄三



特飲街『洲崎パラダイス』に当てもなくやってきた女・蔦枝(新珠三千代)と男・義治(三橋達也)。
流れ者だった二人はここから真っ当な人生を歩むことにし、蔦枝は『洲崎パラダイス』の入り口に建つ飲み屋で、義治は飲み屋の女将(轟夕起子)の世話で近所のそば屋で働くことになるのだが……。







クズ男とビッチ女の恋愛模様を描いたお話です。

『洲崎パラダイス』と呼ばれる赤線地帯の手前で繰り広げられる人生劇場が女性目線で進行していきます。

新珠三千代さん演じる蔦枝(ビッチ女)を主軸に

蔦枝が働く飲み屋の女将さん(轟夕起子)と義治が働く蕎麦屋の店員・玉子(芦川いづみ)の2人の女性の生き様みたいなものも描かれていますが

特に共感したり感情移入するようなものではなく

最後はちょっとしたどんでん返しはあったものの

唐突に殺人事件も起こったりしましたが

だから?
って感想しかなかったです💦

強いて言えば

女は強いよね
男は情けないよね

といった感じでしょうか…

モノクロの映像で
しかも赤線地帯のお話ですが
下町情緒溢れる人情ドラマ風で
ちっとも暗くなかったです。

60年以上前の秋葉原が出てきて興味深かったです。




主演の新珠三千代さんがとても美しかったです。
昔の女優さんはこの世のものとは思えないくらい美しい人が多かったですね。



お時間があればどうぞ。
川島雄三監督がご自身が手掛けた映画の中で一番好きな作品と評している作品らしいです。