超高速！参勤交代 - 映画のお話

2014年の日本映画です。

江戸時代の参覲交代を題材にした土橋章宏作の脚本およびそれを基にした、本格派じゃない時代劇です。

監督は本木克英。

享保20年（1735年）、磐城の国。湯長谷藩（現在の福島県いわき市）の藩士たちは1年にわたる江戸への参勤から久々の故郷に戻ってきた。

藩主の内藤政醇（佐々木蔵之介）は家老の相馬兼嗣（西村雅彦）の口煩い説教を聞きながら、ようやく穏やかな日々が戻ってきたとしみじみ国の居心地の良さを噛み締めていた。

そんな折、湯長谷藩の江戸屋敷にいるはずの家老・瀬川が慌てふためいた様子で駆け込んできた！

5日以内に参勤せよ！

との命。

江戸の老中・松平信祝（陣内孝則）が、湯長谷藩の金山の届出に対して虚偽の疑いがあるという。

通常でも8日かかり、さらに莫大な費用を要する参覲交代をわずか5日で行なえるのか？
弱小貧乏藩には無茶な話では？

藩主内藤は困惑しつつも、知恵を絞って参覲交代を完遂させようと作戦を練るのだが…。

この藩主は本当にイイ人です。

こんなお殿様が江戸時代にいたなんて！！

民想いの人情家！

しかも剣の達人！

演じたのが佐々木蔵之介さんというのも良かったですね。

家老の相馬兼嗣は一見おっちょこですがかなりの知恵者！

西村雅彦さんがハマり役でした。

参覲交代の案内役…戸隠流の抜け忍・雲隠段蔵（伊原剛志）はひたすらカッコ良かったです。

で、深キョン（女郎お咲の役）が出てくる意味がわからない💦

さらにあんな結末、あり得ないでしょ？

内藤政醇の人柄を表現するのに必要だったのでしょうね。

それと…作品があまり男臭くなり過ぎないように（笑）

納得いかないと言えば…

家臣・秋山平吾（上地雄輔）の件。

↑ネタバレになるので、ご興味があれば作品をご覧になってください。

時代劇ですがフツーにコメディで面白かったです。

コメディだけど一応は時代劇なので

あのエンディング曲…塩ノ谷早耶香さんの

『Like a flower』はいただけませんでしたね〜💦

エンドロールを観ながら

全然余韻に浸ることが出来ませんでした。

残念！