私が、生きる肌

2011年のスペイン映画です🇪🇸

ティエリ・ジョンケの小説『蜘蛛の微笑』が原作です。
脚本・監督はペドロ・アルモドバル



最愛の妻を亡くして以来、完璧な肌の開発研究に打ち込む天才形成外科医のロベル(アントニオ・バンデラス)。
あらゆるモラルを打ち捨ててしまった彼は、ある人物を監禁して禁断の実験に取り掛かることに。それは開発中の人工皮膚を全身にくまなく移植して、被験者を亡き妻へと作り変えてしまうことだった。
着々と妻の代役を創造させていくロベルだったが、思いも寄らぬ事態が起こってしまう……。








皮膚移植のお話かと思いきや…
思いっきりインモラルなお話でした。
ジャンル的にはサイコホラー映画でしょうか…

中盤から回想シーンにお話が転換し
ん?
なんか全然違うストーリーやん?
って思っていたら
これが作品のネタバラシになっていました。

アントニオ・バンデラス演じる形成外科医…
ヤバイ奴ですが
いろいろお気の毒で
途中から応援してしまいました。
↑そんな私はサイコパスなんでしょうか?💦



2時間ジャストくらいの作品ですが
あっという間な感じで
私的には面白かったです。

〝あなたは、これを愛と呼べるかー〟

なんてクレジットが付いていますが

う〜ん
愛を描いた作品なのかなー??
って単純に思いました。
ま、強いて言えば
男女の愛というより家族愛を描いた作品かもしれません。

まずまずお薦めの映画です。
スペイン映画らしい強烈な色彩と濃厚な性描写は好き嫌いが分かれるところではありますが。