ゴンドラ

1987年の日本映画(自主映画)です🇯🇵

監督は伊藤智生。
現在はTOHJIROというお名前でAV監督をされています。



良(界健太)は毎日ゴンドラに乗って東京の高層ビルの窓掃除していた。
小学校5年生のかがり(上村佳子)は学校のプールの時間に初潮を迎え、同級生からからかわれる。
マンションに帰ったかがりは、飼っていた文鳥が傷ついていることに気づいた。
ちょうどマンションの窓を掃除していた良は、かがりと動物病院へ行き治療費を払う。
しかし文鳥は死に、死骸を母親(木内みどり)に捨てられたかがりは家を出た。
文鳥の死骸を探し出したかがりと再会した良は、彼女を自分の故郷である下北半島へ連れて行くことにする……。










下北半島の美しい風景とハーモニカの音色が心に残る
静かで単調な作品です。

孤独な田舎もんの青年と
母子家庭で暮らす孤独な小学生の
交流物語です。

2人で旅行にまで行ってしまう展開…
この青年が朴訥でイイ奴だったからこんな素敵なお話になった訳で
今ならロリコンなどと言われて絶対に犯罪になってしまいます💦

初潮を迎えている少女のヌードが出てきたりして
作品自体もかなりヤバイ感じです。

80年代って平和でおおらかな時代だったんだなー
なんて思いました。

33年前の作品で
出演者は物故者ばかりです。

昨年お亡くなりになった佐々木すみ江さん…
青年のお母さん役で出演されていました。
入浴シーンでオールヌードを披露されていました(この時60歳くらい)



かがりちゃんのお母さん役の木内みどりさんも昨年逝去されましたね。
この方もシャワーのシーンでヌードを披露されています。

なんか・・・
皆さん裸ばかりでした💦💦

かがりちゃんのお父さん役は出門英さん。
ヒデとロザンナのヒデさん。
この方は随分前に亡くなっていますね。
仕事をしないで音楽ばかりやっているクズ男の設定でしたが
なかなかのイケメンでした。



かがりちゃんの視界がぼやけていて
そういう映像が所々あって
観ていて少し気持ち悪くなりました。

『起きているのに夢をみる』
なんて言い方を彼女はしていましたが

精神科医の視点から言わせていただければ

ヒステリーだったらいいんだけど
一度脳波の検査をしてみて!

って言いたくなりました。

かがりちゃん役の上村佳子さん…
台詞が棒読みで素人感満載でしたが
あれはあれで良かったと思います。



賛否わかれる作品のようですが
ノスタルジックで良い作品だと私は感じました。
ゴンドラから街を見下ろすシーンは高所恐怖症なので苦手でしたが。