変身
2005年の日本映画です🇯🇵
東野圭吾先生の同名小説が原作です。
監督は佐野智樹。
或る大学病院の研究室の中で眼を醒ました成瀬純一(玉木宏)は自分が長い昏睡状態だったと聞かされる。
傍らでは恋人の恵(蒼井優)がやさしく笑いかけていた。
脳医学の権威であるという医師の堂元博士(北村和夫)から世界初の脳移植手術に成功したと聞かされる。
手術は成功したように思われたが、だんだんと違和感を覚え始める。
病院を退院した後も、違和感は少しずつ大きくなってゆく。食べ物の好みや、画風、性格そのものが、次第に変貌して行く……。
原作は読んでいません。
読もうと思ってずっと読めていなくて書架に鎮座したままです💦
脳移植のお話ですが、ラブストーリーが根幹にあります。
全体的には面白かったのですが
ツッコミどころが満載というか
医療の素人でもはぁぁぁ?って思う内容です。
脳移植なんて不可能なので
そんなのあり得ない!
ってことではありません。
脳移植をされた成瀬純一がドナーの人格に支配されて徐々に凶暴化していきますが
いやいや
ドナーは事件を起こした人ではありますが
病前性格は家族思いの温和な人って設定…
凶暴な人じゃないのに
なんで成瀬純一が凶暴化するの?
ってところで1つの矛盾を見つけます。
さらに…
愛っていうものを原作者は本当にわかっていらっしゃるのかしら?
という矛盾というより疑問。
『無償の愛を描いた究極のラブストーリー』って解説されていますが
どこに無償の愛があったの?
愛する人にトラウマを与えて身を引くことが愛なの?
それって傲慢の間違いじゃない?
なんて思ってしまいました。
もっとツッコミたいところはあるのですが
ネタバレになるのでやめておきます。
蒼井優さんのラストの演技は良かったですね。
大袈裟な演技が鼻につく感じがして苦手な女優さんです。
本作でも最初の方はかなりウザかったのですが
ラストで取り返してくれました。
美容形成手術前の釈由美子さんも出演されています。
全くの別人です。
これぞまさに『変身』ですね💦
お時間があれば観てください。