タクシー運転手 約束は海を越えて

2017年の韓国映画です🇰🇷

1980年の光州事件時の実話を基に描かれた作品です。
監督はチャン・フン




1980年の韓国。
ソウルで11歳の娘を一人で育てながらタクシー運転手をしているマンソプ(ソン・ガンホ)は、大金に目がくらみドイツ人記者ピーター(トーマス・クレッチマン)を乗せて光州に向かう。
マンソプの機転で見事に検問をくぐり抜け、二人は光州に入るが、ピーターは『危険だからソウルに戻ろう』と言うマンソプの言葉を聞かず、撮影を始め……。









140分弱という長めの作品でしたが
テンポが良く、濃厚なストーリーで
あっという間にエンディングを迎えました。

前半はコメディタッチでクスッと笑える場面が満載でしたが
中盤から一気にシリアスになりました。

光州事件』…当時まだ子供だったので覚えていません。
こんなことがお隣の韓国で起こっていたなんて
知りませんでした。

これが実話を基にした映画だなんて
かなりの衝撃を受けました。

特に光州からの脱出劇は圧巻でしたね。
アメリカ映画で観るような華麗なカーチェイスではありませんでしたが
ハラハラドキドキもんでした。

実話とは異なる家族の物語も作中に描かれていて
最後は自然と涙が流れてきました😭

素晴らしい作品でした。

実在のドイツ人記者(ユルゲン・ヒンツペーターさん)は映画が公開される前年に亡くなったそうです。
本作の最後にご本人が登場されています。
タクシー運転手のキム・サボクさん(本作ではマンソプという役名)との再会を願ってその後ずっと探していたそうです。

本作が公開後、キム・サボクさんの息子さんが名乗り出られたそうですが
サボクさんは光州事件の4年後に癌で亡くなっていました。


↑実際のお2人の写真が残っていました。

かなりお薦めの作品です。
是非‼️