2009年のアルジェリア=フランス=イギリス合作映画です🎬
2005年の同時多発テロ発生後のロンドンで子供の消息を追う2人の人物を描いたヒューマンドラマです。
監督はラシッド・ブシャール。
ロンドン同時多発テロ発生以来、ロンドンで暮らす大学生の娘と連絡がとれなくなったクリスチャンの女性エリザベス(ブレンダ・ブレシン)は、娘を探すためロンドンを訪れる。
一方、疎遠だった息子が消息不明になっていることを知ったムスリムの男性ウスマン(ソティギ・クヤテ)もまた、ロンドンで息子の行方を追い始める。
異なる宗教的背景を持つ2人だったが、自分たちの子供を探すため一緒に旅することを決意。
文化的な違いをよそに、彼らら互いに励まし合い、必ず無事に見つかるという希望を抱き続けるが……。
森と田園と海の映像がとても美しくて
音楽も素晴らしかったです。
宗教は違えど子供を想う親の愛に変わりはなく
かなり心に突き刺さる作品でした。
これはかなりの名作です。
いろいろな意味で『運命』というワードが浮かんできました。
主演の2人の俳優さんが良かったです。
イギリス人のエリザベス…
偏見だらけの田舎のおばちゃんですが
フランス語がペラペラでビックリしました😲
ウスマン役のソティギ・クヤテは第59回ベルリン国際映画祭で男優賞を受賞しましたが
翌年の2010年逝去し
本作が遺作となりました。
宗教とか政治的背景とか
全然関係なく観ていただきたい作品です。
結末は…わかると思いますが。