葛城事件
4年前に観に行きました。
錦糸町駅南口を出てすぐ!
『その夜の侍』の赤堀雅秋監督が同名舞台を映画化し、無差別殺人事件を起こした加害者青年とその家族、加害者と獄中結婚した女性が繰り広げる壮絶な人間模様を描いたドラマです。
しかし清の強い思いは知らず知らずのうちに家族を抑圧し、支配するようになっていた。
長男の保(新井浩文)(←舞台版では稔役を演じたそうです)は従順ではあるが対人関係に悩み、会社をリストラされたことも言い出せない。
そして、アルバイトが長続きしないことを清に責められ、理不尽な思いを募らせてきた次男の稔(若葉竜也)は、ある日突然、8人を殺傷する無差別殺人事件を起こす。
死刑判決を受けた稔は、死刑制度反対を訴える女・星野(田中麗奈)と獄中結婚することになるが……。
重くて後味の悪い作品でしたね。
登場人物全員が病的です。
(長男・保の嫁だけがノーマルか?)
三浦友和さん扮する父親がストーリーを通して言っていることはほとんどが正論なのですが、感情と思考にかなりの違和感がありました。
母親役の南果歩さんの演技力は素晴らしかったです。
明らかに精神を病んでいて、ある意味一番わかりやすい役なのですが、他の配役の強烈さを損なうことのない存在感を見せてくれました。
観終わった後、多分イライラすると思いますので。