グロリアの憂鬱

1984年のスペイン映画です🇪🇸

原題は『¿Qué he hecho yo para merecer esto!!』。
監督は鬼才ペドロ・アルモドバルです。

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グロリア(カルメン・マウラ)は、夫、息子2人、姑と一緒に暮らす見た目は平凡な主婦。
だが長男トニは麻薬の売人、次男ミゲルはゲイ、さらに稼ぎが少ない割に威張りちらす夫アントニオ(アンヘル・デ・アンドレス・ロペス)との関係は冷え切り、どケチな姑からは悪態づかれるなど、家庭は崩壊寸前。
しかも働いても働いてもお金が貯まらず、息子の歯医者代にも困る金銭苦な生活を過ごしていた。
そんなある日、ゲイの歯医者が次男ミゲルを養子に貰いたいと言ったことから、次男を養子に出すグロリア。
その日をきっかけに生活は変わるかと思われたが、毎日飲んでいた薬が麻薬であったことから、彼女の精神状態は日常から逸脱してしまう。
行きずりのセックス、ますます依存していくドラッグ、果てには殺人まで…。
家族はバラバラ、生活もボロボロ…果たしてグロリアの人生の行く末は?

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登場人物全員がクズ
しかも救いようがない家族!
これはもう陰鬱なお話かと思いきや…

思いっきりコメディでした💦

オープニングの剣道場のシーンは??でしたが
ちゃんと後の伏線になっていて

トカゲやら超能力やらハチャメチャな感じではありましたが全て監督の計算づく❗️
お見事でした。


ひどいお話でしたがラストはちょっとだけ救いがあったのでまあ良い作品としておきましょう(笑)


くすんだ原色を基調とした映像は古いスペイン映画らしくて私は好きでした。

お時間があれば観てください✌️