ディア・ファミリー〜あなたを忘れない〜
2018年のアメリカ映画です🇺🇸
監督はエリザベス・チョムコ。
娘を連れてシカゴの実家に戻ってきたブリジット(ヒラリー・スワンク)。
そこには、認知症の母(ブライス・ダナー)に献身的に尽くしてきた父(ロバート・フォスター)と、自分の夢を諦めて両親の面倒をみてきた弟(マイケル・シャノン)がいた。
久々に集まった家族は、母の認知症という深刻な問題を乗り越えながら、新しい関係を築いていく……。
アメリカの比較的裕福な家庭の介護を巡る問題を描いた作品です。
高齢社会が到来した現代において
決して他人事ではない問題を本作は提起しています。
コメディ要素もどんでん返しもない静かなお話です。
家族の、そして夫婦のヒューマンドラマです。
良い作品でしたね。
出演している俳優さんたちが全員自らの立ち位置を踏まえた演技をしていてとても好感が持てました。
大人の演技というか
まさに大人の作品と言えると思います。
ネタバレになりますが
後半にお父さんが亡くなります。
認知症のお母さんは最初誰が亡くなったかわかりませんが
ふと夫のことを思い出します。
その時放った言葉が胸に滲みました。
完璧なタイミングだった
もっと遅ければ彼を忘れ去ってた
もっと早ければ恋しすぎた
今がちょうどいい
もっと早ければ恋しすぎた
今がちょうどいい
涙が出そうになりました。
エンドクレジットで流れる音楽も良かったですね〜♪
お薦めの作品です。