ブルー・リベンジ
2013年のアメリカ=フランス合作映画です🎬
第66回カンヌ国際映画祭国際批評家連盟賞を受賞した作品です。
監督はジェレミー・ソルニエ。
ボロボロの青色のセダンを根城にし、誰とも関わらないようにひっそりと生きているホームレスの男ドワイト(メイコン・ブレア)。
警察に呼び出された彼は、両親を殺した犯人が刑に完全に服すことなく刑務所から出されることを告げられて大きなショックを受ける。
やがて、すさまじい怒りに駆られた彼は復讐を決意。
セダンを激走させ、釈放された犯人のもとへと向かうドワイト。
だが、その復讐劇は思わぬ事態を引き起こし……。
一言で言えば
手際の悪い復讐劇
でしょうか?
冒頭は、ワイルドな風貌の主人公が黙々と復讐を遂げます。
特に台詞もなく
感情表出もなく
いかにもハードボイルドなアクション劇…
と思って観ていたのですが
その後がまるでコントのようで
殺人現場に車のキーを落としたり
タイヤを引き裂こうとしてナイフで自分の手を切ったり
まあおっちょこちょいな感じ満載💦
1人目の復讐を果たした後、主人公は髪を切って髭を剃りますが
するとそこに現れたのは軟弱そうな普通の青年…
あの冒頭のワイルドなお兄さんはいずこへ?
そんな感じのストーリー展開です。
↓BEFORE
↓AFTER
その後はドンパチが続きます。
両親を殺された真相がわかったり
学生時代のお友達が登場したり(←こいつがイイ奴だったりします)
結局
復讐なんて虚しいよね?
って後味悪い感じで終わります。
まあ面白かったです。
アメリカらしい作品ですね。
冒頭の海でカモメが飛ぶシーンはフランス映画っぽくて
ああ、米仏合作映画だわーなんて思いました。
フレンチテイストはそこだけですが。
お時間があればどうぞ。