エリザベス∞エクスペリメント

2018年のアメリカ映画です🇺🇸

脚本・監督はセバスチャン・グティエレス



ノーベル賞に輝いた生物学者のヘンリー(キーラン・ハインズ)の熱烈なアプローチを受け、彼の妻となったエリザベス(アビー・リー)は、郊外の屋敷で幸せな毎日を送っていた。
ある日、彼から入ってはいけないと言われていた部屋の扉を開けた彼女は、自分とうり二つの女性がチューブにつながれているのを目にする。
使用人のオリバー(マシュー・ビアード)から自分がヘンリーの欲望を満たすためのクローンだと教えられた彼女は、屋敷から逃げ出そうとする……。








クローン人間のお話です。
SF映画なのですが
70年代を思わせる映像と音楽が素敵でした。

クローンのエリザベスが6体いて
使用人のクレアとオリバー、そしてクローンを創生したヘンリーとの相関が謎解きのように後々判明していきます。
その伏線が今ひとつわかりにくくはありましたが。

ま、一言で言えばサイコパス映画ですね。

出演のアビー・リーはとても美しかったのですが
完璧な美貌と肉体という設定には程遠く
まあ並の美人だし
ガリガリに痩せていて色気ないし
お口を半開きにして頭も弱そうだし…

あまり魅力的には見えなかったのは私だけでしょうか?




作中には4体目と5体目と6体目のエリザベスが登場しますが
その演技分けは上手かったと思います。
5体目が一番賢かったかな?

脇役が良かったですね。

使用人の女性クレア役のカーラ・グギノ
知的な感じが素敵でした。
ただ、アビー・リーとお顔の系統が似ていて
アビー・リーを知的にした感じ)
髪を下ろすと2人の区別がつきにくかったです💦




同じく使用人のオリバー…
盲目の役柄でしたが雰囲気があって良かったです。



※ちなみにこの2人は単なる使用人ではありません。ネタバレになるので言及しませんが。

そしてヘンリー博士は竹内力にしか見えなかったです💦



エリザベス含め、誰が良い人で誰が悪い人かわからなくなります。
クレアが辛うじて一番良い人だったかも。

作中に『ウェルナー症候群』という疾患が登場します。
これが謎解きのキーワードになるかと思いきやそうでもなくて
要らんキーワードやん!
と思いました。

※ウェルナー症候群
1904年にドイツの医師オットー・ウェルナー(Otto Werner)により初めて報告された稀な遺伝病。思春期を過ぎる頃より急速に老化が進んでいくように見えることから早老症の1つと言われている。
20歳代から白髪、脱毛、両目の白内障が起き、手足の筋肉や皮膚も痩せて硬化し、実年齢より老けて見えることが多くなる。

お時間があれば観てください。