団地

2016年の日本映画です🇯🇵

脚本・監督は阪本順治



商店街の一角で営んでいた漢方薬店を閉め、その住居兼店舗を売却し団地に移り住んだヒナ子(藤山直美)と清治(岸部一徳)の夫婦。
パートに出るヒナ子と散歩ばかりしている清治だったが、ふいに清治の姿が見えなくなってしまう。
さらに、彼らの部屋にスーツ姿で日傘を差す謎めいた男が出入りするように。
やがて、ヒナ子が清治を殺して死体を隠しているという噂が流れ、それを聞き付けたテレビ局が取材に訪れる……。









団地という世俗的な場所で繰り広げられる大阪のおばちゃんたちの井戸端コメディ映画…

だと思っていましたが

いやいや

SF映画でした。

途中まではヒューマンコメディ映画だったのですが
最後の辺りからUFOとか宇宙人とかが出てきます。

こんなのアリ?

ただもうビックリしました。

結構面白かったです✌️

主演の藤山直美さんが期待を裏切らない存在感とイイ味を出していました。
この方が出たらハズレはないですね。



阪本順治監督と藤山直美さんのコンビと言えば
以前このブログでも紹介した『顔』という作品が有名ですが

本作は妙に明るくて
でも何か鬱陶しくて
対照的な作品でしたね。

藤山直美さんは本作で第19回上海国際映画祭の金爵賞最優秀女優賞を受賞しています。

そして藤山直美さんの夫役の岸部一徳さん…
飄々とした演技に何だか引き込まれてしまいます。
不思議な俳優さんです。



そして真城さんという謎の男性に斎藤工さん…
ナイツの塙さんみたいな言い間違いギャグを初っ端からぶちかましてくれます。
すごーくしょーもないけど
真顔で淡々と放つので・・・

すみません
あまり面白くなかったです💦

ラストのシーンはちょっとだけほろっと来ました。

作中で藤山直美さんがスーパーでレジ打ちのパートをしているシーンがあります。

お客さんといちいち会話して
なかなかレジが進まない💦

それはイイんですが
お客さんが購入した食品を見ながら
『あらー今夜はすき焼きですかー?』
なんて声をかける…

あれ、実際に時々経験しますが

すごーく嫌です!

プライバシーが周りの人にダダ漏れだし
余計なお世話…なんて思います。

でも関西はそうなんですよね。
こんなおばちゃんが多い!
東京のスーパーにもいますが
不快でなりません。
個人的な感想です。


まずまずお薦めの作品です。
お時間があればどうぞ。