ワンダフルライフ

1999年の日本映画です🇯🇵

脚本・監督は是枝裕和
是枝監督2作目の作品です。



古ぼけた建物にやってきた22人。
そこの職員たちは『あなたは昨日、お亡くなりになりました。あなたにとって一番大切な思い出をひとつ選んで下さい』と告げる。
思い出は職員たちの手で撮影され、最終日に上映されるという。
死者たちは思い思いに自分の人生を語り、一番の思い出を決めていく。
だが、望月(ARATA)が担当する死者の渡辺(内藤武敏)は、思い出を選ぶうち、自らの人生を空しく感じ始めていた。
その姿を見て、次第に心が揺らいでゆく望月。
そして物語は意外な結末を迎える…。









死んだ人が天国へ辿り着くまでの7日間に最も大切な思い出を一つだけ選び…という設定を通して人生の意味について見つめ直すというお話で

いわゆるファンタジー映画ですが
映像や台詞回しがドキュメンタリータッチで
フィクションなのにリアルな感じがして面白かったです。
プロの俳優さんに混じって一般の方もたくさん出演されていました。

実際に即興で作られたシーンも多かったそうです。

最後にちょっとしたどんでん返しもありました。

21年前の作品ということで
出演者が若かったり
物故者もいて
ノスタルジックな感じがする作品でした。

伊勢谷友介さんが伊勢谷友介という役名で出演されていました。
本作が映画デビュー作です。


由利徹さんも主演されていて
本作が遺作だったようです。



主役の井浦新さんも本作がデビュー作です。
めちゃくちゃ若い💦



もしこんな設定があったら
私にとっての最も大切な思い出って何なんだろう…
本作を観ながらずーっと考えてしまいました。

死者の中にはその一つを選べない人、選びたくない人もいましたが
私もそうかもしれないなぁ…なんて思いました。

まずまずお薦めの作品です。