DISTANCE/ディスタンス
2001年の日本映画です🇯🇵
監督は是枝裕和。
カルト教団『真理の箱舟』が無差別殺人を起こし、その5人の実行犯が教団の手で殺害され、教祖も自殺した事件から3年後の夏。
4人の加害者の遺族(ARATA、伊勢谷友介、寺島進、夏川結衣)はその命日に集まり、遺灰を撒いたとされる山間の湖に慰霊に行ったが、車を盗まれたため、その場に居合わせた元信者である坂田(浅野忠信)の案内で、実行犯たちが潜伏していたロッジで一夜を明かすことになる。
5人はそこで否応なく過去と向き合う事になる。
私たちは被害者なのだろうか、加害者なのだろうか。
果たして私たちは何か確かなものを手にすることができたのだろうか、と……。
オウム真理教を彷彿させる作品です。
予告編に惹かれて以前観たことがあった映画でしたが
途中で寝てしまい💦
再チャレンジして最後まで観ることができました。
ドキュメンタリータッチで
台詞回しが雑談している感じで所々聴きづらく
空白感が多い印象です。
キャストに手渡された脚本はそれぞれの出演部分だけで
相手の台詞は書き込まれておらず
映画が完成するまで俳優さんたちは物語の全貌を知らなかったそうです。
なので、あんな素人芝居風になってしまったのかな?って思いました。
ある意味実験的な試みだとは思いますが
お話の内容が分かりにくいというさ
集中して観ないと人物相関図が分からなくなってしまい
観ていて非常に疲れました。
5人の実行犯に対して4人の遺族?
本当の遺族は何人?
彼は誰なの?
…の答えが最後にわかります。
映像は極めて陰鬱で
灰色と緑色ばかりで
何度か登場する池のシーンはちょっと怖かったです💦
コレ…八ヶ岳にある雨池という所だそうです。
決してハッピーな気持ちになれる作品ではありませんが
お時間があればどうぞ。