ひかりをあててしぼる
2016年の日本映画です🇯🇵
2006年に起きた『新宿・渋谷エリートバラバラ殺人事件』がモチーフの舞台劇を実写化した作品です。
監督は坂牧良太。
急速に距離を縮めた二人は結婚して幸せな日々を送るが、虚栄心の強い智美が次第に浩平を翻弄する。
高級マンションに住むために金を借り、子供を授かるものの自分の時間を持ちたいと中絶する智美。
そんな彼女を理解し、期待に応えようとする浩平だが、蓄積していた不満を爆発させて暴力を振るう。
そんな二人の仲を知った巧は、傷だらけの智美を救おうとするが……。
当時事件があったマンションの近くに住んでいて
その前を通るたびに不快な気分になっていました。
本作が事件を忠実に再現している訳ではないと思いますが
DVを受けていた智美に対して最初はお気の毒な気持ちを抱いていました。
しかしストーリーが進むにつれ
DV夫は悪ではありますが
智美の異常性がそれを上回っていることに気づき
改めて不快になりました。
虚栄心が人を狂わせるのか?
あるいは虚栄心に満ちた人は狂人なのか?
境界性パーソナリティ障害…しかも悪性の・・・
ですね。
サイコパスではありません。
サイコパスは頭が良いから。
あんなステレオタイプな生活が虚栄心を満たすものと考える智美は稚拙すぎますね。
智美役の派谷恵美さん…
怪演でした。
ただ、喋り方がとても苦手でした。
(おそらく役作りのための喋り方だと思いますが)