殺人狂時代

1967年の日本映画です🇯🇵

チャップリンの『殺人狂時代』ではありません。
監督は岡本喜八



精神科病院を経営する溝呂木省吾(天本英世)のもとへ、かつてナチスで同志だったブルッケンマイヤー(ブルーノ・ルスケ)が訪れる。
彼の所属する秘密結社は溝呂木の組織する『大日本人口調節審議会』への仕事依頼を検討しているという。
『審議会』は人口調節のために無駄と判断した人間を秘密裡に殺すことを目的としており、溝呂木は入院患者たちを殺人狂の殺し屋に仕立て上げていたのだ。
ブルッケンマイヤーは仕事依頼へのテストとして電話帳から無作為に選出した3人の殺害を要求した。
殺害対象の1人として指名されたのは犯罪心理学の大学講師 ・桔梗信治(仲代達矢)。
水虫に悩むマザコンの冴えない中年男である。
桔梗は自宅アパートで『審議会』の刺客である間淵(小川安三)という男に命を狙われるが、偶然にも返り討ちにしてしまう。
警察にこの件を届けた桔梗だが、部屋に戻ると間淵の死体は消えていた……。









いや〜
これは隠れた名作ですね。
めちゃくちゃ面白かったです。

アクションシーン満載のコメディ映画です。

どんでん返しに次ぐどんでん返しで
まさかの結末にすっかり騙されてしまいました💦

マッドサイエンティストをやらせたら右に出る者はいないとされる天本英世さん…
期待を裏切らないサイコっぷりでした。
ドイツ語も堪能で素敵でしたね。


ドイツ語のシーンで字幕が出ましたが
モノクロ映画に白の字幕だったので
ほとんど読めませんでした💦

そして主演の仲代達矢さん…
最初は小汚いおじさんだったのですが
だんだん強くてダンディになっていきます。
ただ、この変貌には秘密があります。
ネタバレになるのでここでは言及いたしません。
ゴメンなさい。



精神科病棟や精神障害者が冒頭から出てきます。
ストーリー内でやたら『キ◯ガイ』というワードが飛び交います。

現在だったらそれだけでかなりの問題作で
おそらく訴訟もんの作品だと思います。
そういう意味でリメイクは不可能な映画ですね。

お薦めの作品です。
是非‼️