ぼくを葬る

2005年のフランス映画です🇫🇷

脚本・監督はフランソワ・オゾン
原題の『葬る』は『ほうむる』ではなく『おくる』です。



パリで活躍しているファッション・フォトグラファーのロマン(メルヴィル・プポー)は、癌で余命3か月だと宣告される。
化学療法を拒み、家族や恋人にも病気のことを話さず、たった1人で死を受け入れることを決意する。
そんなとき、夫に問題があって子どもができない女性ジャニィ(ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ)と知り合うが……。









死を目前にしたホモセクシャルの青年の最期の日々を描いたヒューマンドラマです。

いわゆる闘病ものとは異なり
静かにストーリーが展開していきます。

美しい風景と優美な音楽が切なくなりますが
死への準備をしていく主人公の心情に
徐々に共感していくことができました。

決して感情的にならず
決して他罰的にもならず

ある意味素晴らしい死の迎え方だったのではないかと思います。

ラストのさざなみの音が心に滲みましたね。

本当にステキな作品でした。

ロマン役のメルヴィル・プポー
イケメンでした。




ロマンのおばあちゃん役にジャンヌ・モローが出演していました。


クロワッサンで朝食を』の時はとんでもないクソババア(失礼!)でしたが
本作ではとてもイイおばあちゃんでした。

健康に死ねるためにたくさんのサプリを飲んでいるというシーンは少し笑えましたが💦

かなりお薦めの作品です。
是非‼️