カミハテ商店
2012年の日本映画です🇯🇵
監督は山本起也。
初老に差し掛かった千代(高橋惠子)は、山陰の小さな港町・上終で、母親から引き継いだ小さな商店を営んでいる。
だが、いつの頃からか近所の断崖を自殺者たちが訪れるようになり、彼らは最後に口にする食事として彼女の焼いたコッペパンと牛乳を買っていき……。
自殺をテーマにしただけあって
かなり陰気なお話です。
山陰の寂れた漁港が何だか物悲しくて不気味で
ただ静かにストーリーが流れていくだけです。
単調な音楽が不気味さに拍車を掛けます。
終わらないエンディング…というか
まだまだお話が展開していきそうなところで映画が終わっています。
あとはご想像にお任せします的な作品は往々にして無責任な感じがしますが
本作はそういう手法だからこそ
ふわっとした余韻が残って良かったと思いました。
老け役の高橋恵子さん…
老けても変わらずお美しいですね。
23年ぶりの主演作だそうです。
弟役の寺島進さん…
この方は良い人なのか悪い人なのか分かりづらかったのですが
存在感がありました。
何かやらかしてくれそうな雰囲気が満載でしたが
そういう意味ではちょっと期待外れだったかな?
寺島進さんって
何故か元ヤンのおばさんに人気ありますね💦
退屈といえば退屈な作品ではありますが
死というものを見つめ直すには良作だと思います。
お時間があればどうぞ。