ザ・ワーズ 盗まれた人生

2012年のアメリカ映画です🇺🇸

脚本・監督はブライアン・クラグマン&リー・スターンサール。



自分の才能を信じてくれている妻ドラ(ゾーイ・サルダナ)に支えられながら奮闘しているものの、作家としての成功をつかめずにいるロリー(ブラッドリー・クーパー)。
新婚旅行に出掛けた彼は、ふと立ち寄ったアンティークショップで一束の原稿が収められた鞄を発見。
その原稿の魅力あふれる内容や文章に感嘆し、許されないことだとわかっていながらも自分が執筆した小説として発表するロリー。
出版されるやベストセラーを記録して華々しい生活を謳歌するが、そこへあの原稿を書いたという男が訪ねてくる……。










クレイ(デニス・クエイド)という売れっ子作家が上梓した『ザ・ワーズ』という小説をお客様に朗読するシーンから物語が始まります。



その小説の内容というのがローリーの盗作の物語。

そのローリーが盗作した作品はこれを書いたおじいさんの実話で

まあ何ともややこしいのですが
劇中劇の形式で3つのストーリーが同時に進行するという
革新的な構成の映画で
とても面白かったです。

それぞれのお話がしっかりしているので混乱することはありませんでした。

ただ、謎を残した形でエンディングを迎え
本作の解釈が観る人によって異なる作品だと思いました。

大多数の方が

ローリーは若き日のクレイで
盗作を謝罪するために『ザ・ワーズ』という本を書いたのでは?

と解釈されていますが

ん?
ローリーとクレイのキャラが(お顔や雰囲気も)あまりにも違いすぎる!

ということで
私はこの解釈は却下でした。

(お話の筋的にはそれが一番しっくりいくのですが)

↑ローリー

↓クレイ


で、クレイに付き纏う作家志望の女子大生ダニエラ(オリヴィア・ワイルド)は何者?

というのも様々な解釈があるようで

盗作された『おじいさんの孫』説が多いようですが

これも私は???でした。


単なるミーハーなバカ女にしか見えませんでした
(クレイを論破できるほどの執念を感じなかった)


で、自分の書いた小説を盗作しただろー
と因縁をつけてくるおじいさん(ジェレミー・アイアンズ)…
意図がよくわからなかったです💦
『人生を盗まれた!』って怒るのであれば
とことん悪役に徹して欲しかったなぁ。



そんな訳で
謎だらけのお話ですが
個人的にはかなりお薦めの作品です。
是非‼️

なお、予告編を貼っていますが
これ観ても意味不明だと思います。
本編を観てください。