バタフライルーム

2012年のイタリア=アメリカ合作映画です🎬

監督はジョナサン・ザラントネロ。



1人暮らしの老女アン(バーバラ・スティール)は、ショッピングモールで泣いていた少女アリス(ジュリア・パットナム)に声を掛ける。
それ以来、アリスはアンのアパートを度々訪れるように。
アリスに対して母のような愛情を抱くアンだったが、実はアリスはアンの厚意を利用しているだけだった。
アリスが別の女性とも同様の関係を築いていると知ったアンは、恐ろしい行動に出る……。









蝶の標本作りが趣味の寂しい老女が
悪い少女に裏切られたのを発端に
邪魔者を次々と消していくサイコスリラーです。

登場人物がほぼ全員嫌な人でしたね。

主役のアンは正真正銘のサイコパス
顔(芸)がめちゃくちゃ怖かったです。


この女優さん…多分初見ですが
1960年代のイタリアゴシックホラー映画の絶叫クイーンとして知られる有名な方らしいです。

↑代表作である『血ぬられた墓標(1960)』のバーバラ・スティール。

で、アリスも子供ながらサイコパスでしたね。
ひょっとしてアンより怖かったかも。



まあ胸糞悪い少女でしたね。
殺されて『ざまあみろ』とまでは思いませんでしたが…
いや、思いました(ゴメンなさい💦)

隣の部屋の少女ジュリーのママ(エリカ・リーセン)はなかなかのビッチだし



アンの娘ドロシー(ヘザー・ランゲンカンプ)もかなり病んでて
エンディングで見せたドロシーの表情が本編通して一番怖いシーンだったと個人的には思いました。

↑右側がドロシー。

虐待は連鎖するということ…ですね。

90分の短い作品でしたが
内容がギッシリ詰まっていて面白かったです。

過去と現在が交錯し、それぞれの登場人物の背景を描くというストーリー構成でしたが
観ていてわかりやすかったです。

女性版『シャイニング』といった感想です。

まずまずお薦めです。
お時間があればどうぞ。