女が眠る時

2016年の日本映画です🇯🇵

スペイン人作家ハビエル・マリアスの同名小説が原作です。



作家の健二(西島秀俊)は妻の綾(小山田サユリ)を伴い、リゾートホテルで1週間の休暇を取ることに。
処女作がヒットしたもののその後スランプに悩まされ、作家の道を断念して就職を決めた彼は妻との仲もぎくしゃくしていた。
到着した日、彼はプールサイドにいた初老の男性(ビートたけし)と若く麗しい美樹(忽那汐里)のカップルに惹かれる……。









海辺のリゾートホテルを舞台に、偶然出会った男女の私生活を覗かずにはいられない主人公の異様な心象風景を描写した作品です。

終始ミステリアスな雰囲気で
特にビートたけしさんと忽那汐里さん演じる美樹の関係がよくわからない💦

伏線らしきものもなく
ただお話が進んでいき
最後は???
でした。

これはかなり深読みしないと
あるいは
妄想を膨らませないと解釈できないタイプの作品かもしれません。

登場人物全員が(新井浩文さん演じる刑事も含めて)
ヤバイ人だったのは間違いありませんが

一番ヤバイなって私が思ったのは西島秀俊さんの奥さんかと…

本作をミステリーと考えると全くちんぷんかんぷんなのですが

これをコメディと考えると
個人的には辻褄が合いました。

ネタバレになるので詳細は割愛しますが

要は西島さんの奥さんが仕組んだヤラセというか罠というか
西島さん以外はみんなグル
って考えていいんじゃないかしら?

夫に次作を書かせたい
ついでに赤ちゃんも欲しい
なのでお友達が働くホテルを使って
ビートたけしさんや忽那汐里さんとか雇って一世一代の大芝居を打った…

↑これが私の妄想的解釈です。

違うかな?💦

ところで
ビートたけしさんは危ないおじさんを演じたらホントピカイチですね。
お年をお召しになられましたが
迫力があります。



脇役でリリーフ・フランキーが出演されています。
ウザいおじさんナンバーワンは紛れもなくリリーさんですね。
本作でも腹が立つくらいウザかったです💦



評価が分かれる作品かと思いますが
私はまずまずお薦めです。
お時間があればどうぞ。