2019年の日本映画です🇯🇵
監督は中野量太。
2009年、芙美はワゴン車でランチ販売をしていたが、売り上げは伸びなかった。
麻里は夏休みを利用し、息子の崇と一緒に実家へ戻ってくる。
昇平の認知症は進行していて、『帰る』と言って家を出る頻度が高くなっていた……。
認知症の影響で徐々に記憶を失っていく父と
そんな父に向き合う家族を描いたヒューマンドラマです。
お父さん役の山﨑努さんの演技が素晴らしかったです。
認知症患者の様を細部にわたり忠実に演じています。
山﨑さんの家族を演じた脇役の俳優さんも良かったですね。
特に次女を演じた蒼井優さん…
わざとらしい演技が目立つ女優さんで
個人的にはあまり好きではないのですが
本作では程良く力が抜けていて
素晴らしかったと思います。
松原智恵子さん演じるお母さんはちょっとお花畑すぎて苦手なキャラでした。
あれが自分の母親だったらちょっとイラっとしますね。
(松原さんの演技自体はとても良かったです)
長女の竹内結子さんは今ひとつ存在感が薄かったかも。
彼女は主役じゃないと持ち味が出ない女優さんだと思いました。
脇役だと彼女の良さがあまり出ないような…
ちょっと残念でした。
これからもバンバン主役で演じて欲しいと思っていただけに彼女の訃報はとても残念でした。
謹んで哀悼の意を表します。
竹内結子さんの息子(杉田雷麟)がエンディングで校長先生とお話するシーンがステキでした。