希望の灯り
2018年のドイツ映画です🇩🇪
クレメンス・マイヤーの短編『通路にて』が原作です。
監督はトーマス・シュトゥーバー。
27歳の無口な青年クリスティアン(フランツ・ロゴフスキ)は、スーパーマーケットの在庫管理係として働くことになる。
仕事を教えてくれるブルーノ(ペーター・クルト)や魅力的な年上の女性のマリオン(ザンドラ・ヒュラー)ら職場の人たちは、親切だったが節度があった……。
コストコみたいな大型スーパーで働く無口な青年を主人公に
悲しみや心の傷を抱える同僚たちの人生も映し出したヒューマンドラマです。
主人公のクリスティアンと
彼が憧れる年上女性のマリオン
先輩店員のブルーノ…
この3人について主に描かれています。
舞台の8割くらいがスーパー内で
商品棚の通路での出来事が展開していきます。
原題の『In den Gaenden』(通路にて)そのままです。
ドイツ映画らしいオープニングで
ワクワクしながら観ていましたが
スーパーでのお仕事が淡々と進行するだけで
ちょっと飽きてきたなぁ…なんて思っていたのですが
後半にストーリーが一気に展開し
面白くなりました。
クリスティアンとマリオンとの恋の行方
ブルーノの心の闇
そして
東西ドイツ統一がもたらした悲哀
が淡々と描かれています。
登場人物が全員優しい人…というのが良かったですね。
決して派手な作品ではありませんが
見応えがある映画です。
お時間があればどうぞ。