そこにいた男
2020年の日本映画です🇯🇵
監督は片山慎三。
その横には、意識朦朧とした血まみれの男・翔(安井秀和)が倒れている。
住人たちはその光景にカメラを向け、警官たちは慌ただしく無線を飛ばしていた。
取調室に、虚ろな目をした紗希と二人の刑事がいる。
柔和で悲しげな表情を浮かべた紗希が、翔との関係を話し始める。
二年前、映画制作のスタッフとして下働きをしていた紗希は、撮影現場で俳優の翔と出会った。
連絡先を交換した二人は、ほどなく身体の関係を持つようになる。
紗希は翔のために借金を重ね、番組の制作費を盗んでまで翔に身も心も捧げた。
だが、翔にもう一人の女の影が……。
昨年歌舞伎町で実際に起こった『新宿ホスト殺人未遂事件』をモチーフにした短編映画です。
事件の概要は全然違いますが
オープニングの映像がこの事件とそっくりでした。
奥さんともうすぐ産まれてくる赤ちゃんがいるのに女を騙して貢がせるクズ男と
そんなクズ男に貢ぐことで承認欲求を満たそうとするメンヘラ女
のお話です。
33分という短い尺でしたが
いろいろなメッセージが詰め込まれていたと思います。
ただ、ストーリーとしてはよくあるお話…
こういう男女って事件にならないだけで
日本中の至る所にいると思いました。
あと一捻りあればもっと面白かったかも。
映像や雰囲気が韓国映画っぽかったです。
それもそのはず!
片山慎三監督って
あのポン・ジュノ監督の下で助監督をやっていたそうです。