グラウンドブレイク 都市壊滅

2016年のアルメニア=ロシア合作映画です🎬




石造りの重厚な建造物が建ち並ぶ、情緒漂う町レニナカン。
昼時にさしかかろうという時、突如グラッと揺れたかと思うと、みるみる地面に亀裂が入り、建造物が石の固まりとなって頭の上から降ってきた―巨大地震発生!
人々はパニック状態になり、街は一瞬にして壊滅状態に。
しかし、愛する者を失い、悲しみにくれながらも、生き永らえた男たちは少しずつ心をひとつにし、人命救出に動き出すのだった。
夕方、青年ローベルト(ヴィクトル・ステパニヤン)は瓦礫の下に女性の声を聞きつける
しかし瓦礫を動かすことも出来ず、さらに共に救助にあたる男から夜の救助は危険だと止められる。 
レニナカンの夜はとても寒く、生存者救出リミットが刻一刻と迫っていた想像を絶する運命の4日間が始まった……。









1988年アルメニアで実際に起きた大地震の実話をベースにしたパニック映画です。

冒頭の15分にいろいろな人たちの日常が登場します。

観ていて誰が誰やら状態でしたが
これらが伏線になっていて
地震後に全て繋がっていき
素晴らしい群像劇に仕上がっています。

久々に見応えがある作品でした。

音楽も良くて
ずーっとウルウルしちゃいました🥺

災害時って今更ながら
善意の人と悪党が明確に分かれますね。

登場人物の大半が良い人たちでした。

少年時代に交通事故で家族を失った青年(ローベルト)と
加害者の男性、その家族のお話を軸に

不倫の末父親に勘当された妊婦、彼女の両親、彼女の夫

その夫に息子を助けてもらった女性

母親を亡くしてひとりぼっちになった男の子(実は加害者の息子)をお世話する女性

瓦礫の下で救援を待つ女性

火事場泥棒たち

通りすがりの人々…

いろいろな人たちのヒューマンドラマが丁寧に描かれていました。



ローベルト役の俳優さん…イケメンでした。
演技も素晴らしかったです。





かなりお薦めの作品です。
是非‼️