夢売るふたり

2012年の日本映画です🇯🇵

脚本・監督は西川美和



東京の片隅で小料理屋を営む貫也(阿部サダヲ)と妻の里子(松たか子)。
店は小さいながらも順風満帆だったが、火事で全てを失ってしまう。
ある日、貫也が常連客と一夜を共にし、すぐに里子の知るところとなるが、里子は結婚詐欺で金をだまし取ることを考案する。
結婚願望の強いOLなど寂しい女たちの心の隙につけ込んで、店を再開するための資金を稼ぐ二人。
しかし、夫婦の関係に影が差し始め……。









小料理屋を営む夫婦が火事で全てを失ったことから始めた結婚詐欺を通して
複雑で深遠な男と女の関係を描き出す異色のラブストーリーです。

阿部サダヲさんが出演されるということで
コメディタッチの作品かと思いきや
ダークで後味の悪い映画でした。

松たか子さん演じる奥さんが怖かったです(特に眼が)。


阿部サダヲさんも詐欺師でしたが
松たか子さんよりはまだマシだったかな?

いろいろな女性を騙すのですが
彼が囁く甘い言葉はまんざら嘘っぽくもなくて
騙しながらも相手に対して愛情を抱いている風に見えたのは私だけでしょうか?



西川美和監督の作品はこれまでも何作か観ましたが
う〜ん
面白かったんだけど
エンディングが中途半端な感じがしたのと

ベッドシーンが下品すぎて
引いてしまいました💦
女性監督の作品と思わないで観ればそうでもなかったのかな?

主人公がせっかく料理人という設定だったので
もうちょっと目で楽しませて欲しかったです(お料理のシーンが少なかったです)。

そうすればドロドロしたシーンとのギャップが映えたのではないかしら?




ウェイトリフティングの女性を(松たか子さんが)小馬鹿にするシーン…
これはちょっといただけなかったです。
不快でしたね。
女性は見た目…というのが監督の恋愛観だとしたら同性として失望ですね💦



お時間があればどうぞ。